昨日は為替相場でドルの買い戻しが起こった。先週の後半から起こっているドル安の反動ともいえる。大統領選前の最後の公開討論会を控えているから、ポジション調整が出てくるのもやむをえないところ。そして相変わらず、値幅は小さい。
そして今日はその大統領選の候補者による公開討論会の最終回である。1回目の方法がまずかったことや、トランプ大統領がコロナ感染したことで、今回の討論会だけが最後のアピールの機会となる。だから注目度も高くなっている。特にトランプ大統領の劣勢が報じられているだけに、その巻き返し具合がどうなるか。
まだ先のことではあるが、選挙直後の反応の予想としては、前回の選挙と真逆の反応が起こるかもしれないリスクもある。というのは、オハイオ州の開票結果が出るあたりでグローベックスで米国株が制限値幅いっぱいまで上昇。
そしてニューヨーク時間になって現物株が寄りついてから反転・下落するのである。そして材料出尽くし感から、この時点でつけた高値を当分は超えられない。ひょっとするとトランプ政権第2期の最高値となってしまうかもしれない。
別の注目点として、今回は即日開票に合わせて当選確実が出るかどうか、微妙な情勢となっている。ひとつには郵便投票による選挙方法だ。すでにトランプ陣営は郵便投票では不正がはびこると言ってやまない。
それに伴って政権移行のための作業がスムーズに運ぶかどうかも問題になっている。記者会見の中でトランプ大統領は政権移行は妨げないとの発言を拒否したから、なおさらだ。したがって前回の選挙のときのように素直にマーケットは反応できないかもしれないのである。
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