昨日はユーロの上昇が最大の関心となった。ユーロドルがニューヨーク序盤でようやくといった感じで1.20台に触り始めたからだ。前回も9月につけているので驚きはないのだが心理的な節目に到達したことで、目先のユーロブルだった人びとの達成感を満たした。ユーロポンドも0.9000台にタッチしているし、ユーロ円も125円台まで戻してきた。
しかし前回の高値が1.2011だったことも、利食い売りのレンジスタンスとして意識されたのだろう。ユーロの利食い売りが急速に起こって、最終的にはユーロドルはトップから100ポイント近い下落を演じた。
思っていたよりも深い押しである。1.1970あたりまでかなと思っていたのだが、為替相場ではドル高が全面的に進んでおり、ユーロドルもそれらの動きにつられた格好となった。
ユーロは依然として腰の強い状況であると思われるが、テクニカル的にはユーロドルの1.2000あたりがダブルトップの形を成しており、ちょっといやらしい。次に攻めてもかなりの売りものを呼び込みそうだ。
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