本日の為替相場の焦点は、『フィラデルフィア連銀指数』と『NY株式、原油など他の金融市場の動向』にあり。
『フィラデルフィア連銀景況指数』とは、フィラデルフィア地区における製造業の景況感を表す指数。11項目にわたる『1ヶ月前と比較した現状』と『6ヵ月後の期待』を良い/同じ/悪いの3択のアンケート結果。全米をカバーするISM製造業指数との相関性が高い事も注目される要因。
また、『景気先行指数』も内容次第では相場を大きく動かす要因となり得る。
昨日、NYダウが一時12000ドルを割っており、その動向に対する注目度も高い。12000ドルを明確に割ってくるようであれば為替相場にも大きな影響が予想される。このところだいぶ落ち着きを取り戻しつつある信用不安が再燃する可能性も大きい。
また、原油価格の動向もドルに影響を与えているため目が外せない材料となっている。
来週、6月24日・25日と米FOMCが開催される点にも注意が必要。
G8後に為替相場は動きが鈍くなっているが、週末に向けてポジション調整や思惑から大きく振れる可能性も高い。
★本日の注目材料
→米国以外
▼ス)SNB政策金利発表
▼英)小売売上高指数
▼加)消費者物価指数
→米国
▼米)景気先行指数
▼米)フィラデルフィア連銀景況指数
★今週の為替相場の焦点
▼G8財務相会合の影響
▼日々発表される米国の経済指標や要人発言
▼インフレ懸念や景気後退懸念、信用不安などの市場のセンチメント動向
▼米国の大手証券会社の四半期決算への思惑やその結果に対する反応
▼NY株式や債権、原油・商品など他の金融市場の動向
▼ユーロ圏のインフレ動向や金利先高観、それに対する思惑
▼ドル買い・ドル売りの傾向、円売り、ユーロ買いの強弱やその傾向
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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ス・SNB政策金利発表 ECB理事会 |
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08:50 | 日)全産業活動指数 | × | +0.4% | +0.5% | ||||
15:15 | ス)貿易収支 | △ | +15.8億 | +15.7億 | ||||
16:30 | ス)SNB政策金利発表 | ◎ | 2.75% 据え置き |
2.75% 据え置き |
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17:30 | 英)小売売上高指数 | ◎ | -0.1% | -0.2% | ||||
英)マネーサプライM4【速報値】 | △ | +10.5% | +11.1% | |||||
18:00 | 南ア)第1四半期経常収支 | △ | -1765億 | -1577億 | ||||
20:00 |
加)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
◎ | +0.6% | +0.8% | ||||
+1.9% | +1.7% | |||||||
21:30 | 加)卸売売上高 | △ | +0.8% | +0.6% | ||||
21:30 | 米)新規失業保険申請件数 | BB | 37.5万件 | 38.4万件 | ||||
23:00 | 米)景気先行指数 | A | ±0.0% | +0.1% | ||||
米)フィラデルフィア連銀景況指数 | AA | -10.0 | -15.6 | |||||
要人発言予定(未確認情報含む) | ||||||||
14:00 | 加)カーニーBOC総裁☆講演 | |||||||
15:00 | 日)白川:日銀総裁★あいさつ[全国信用金庫大会] | |||||||
27:30 | 米)コーン:FRB副議長★議会証言[上院委員会]【リスク】 | |||||||
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ドルが弱まってきた。24日・25日にFOMCを控えどっちに振れるか?まだまだ円安気味だがドルを売ってみるのも面白い。
ユーロドルは結局、次回FOMCまで1.52-1.58のレンジを継続しそうだ。1.55LOWを突破すれば一時的にも強気に。
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