週明け月曜日の30日ゴトウ日。
6月の月末・四半期末の最終営業日でもある。
本日の為替相場の焦点は、以下の3点にあり。
・『先週加速したリスク回避の動向の継続』
・『ユーロ圏の消費者物価指数【速報値】』
・『シカゴ購買部協会景気指数』
FOMC後の先週末、金融市場では信用不安が再燃し、リスク回避の動向が加速した。この動向が今後も継続するのどうかに大きな注目が集まる。市場は悲観モードが加速しやすい地合いにある。
軟調な推移が続くNY株式市場や、史上最高値を更新し続ける原油価格の動向には引き続き注視したい。
『ユーロ圏の消費者物価指数【速報値】』は、今週のECB政策金利発表を前に注目度が高まっている。ECBの利上げはほぼ確実視されているが、それを後押しするような内容であれば、ユーロは買われやすい。
『シカゴ購買部協会景気指数』とは、シカゴ地区の製造業の購買担当者へのアンケート結果。50%以上で改善と判断される。ISM製造業指数を推し測る上でも重要。
市場は悪材料に敏感になっているため、悪い結果でのドル売り加速には注意したい。経済指標の結果が市場のコンセンサスよりも悪く、更にNY株式市場が続落するようであれば、ドル売りが強まる可能性が高い。
月末や四半期末の要因にも気をつけたい。
今週も先週に引き続き注目材料が多い。
明日には四半期に1度発表される日銀短観が発表されるほか、オーストラリアの政策金利や米ISM製造業景況指数も予定されている。
★本日の注目材料
→米国以外
▼NZ)住宅建設許可
▼欧)消費者物価指数【速報値】
▼加)GDP
→米国
▼米)シカゴ購買部協会景気指数
★今週の為替相場の焦点
▼雇用統計を中心とした日々発表される米国の経済指標
▼米国のインフレや景気後退に対する懸念、信用不安やリスク回避などの動向
▼NY株式や債権、原油・商品など他の金融市場の動向
▼7月4日が米国の独立記念日で休場となり連休を控える点
▼トリシェ総裁のコメント等から発生する今後の金融政策に対する思惑
▼月末・四半期末、月初・四半期初めによる要因
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週明け月曜日 ・30日のゴトウ日 ・月末・四半期末の最終営業日 |
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07:45 | NZ)住宅建設許可 | ○ | - | +82.1% | ||||
08:01 | 英)GFK消費者信頼感調査 | × | -31 | -29 | ||||
15:00 | 南ア)マネーサプライM3 | × | - | +21.09% | ||||
17:30 | 英)マネーサプライM4【確報値】 | × | - | +10.0% | ||||
英)消費者信用残高 | × | +11億 | +9億 | |||||
18:00 | 欧)消費者物価指数【速報値】 | ◎ | +3.8% | +3.6% | ||||
20:00 | 南ア)貿易収支 | ○ | - | -100億 | ||||
21:30 | 加)GDP | ◎ | +0.2% | -0.2% | ||||
22:45 | 米)シカゴ購買部協会景気指数 | A | 48.5 | 49.1 | ||||
要人発言予定(未確認情報含む) | ||||||||
24:00 | 欧)トリシェ:ECB総裁◆講演 | |||||||
欧)ユンケル:ユーログループ議長◆講演 | ||||||||
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FOMC後の動向→ドル売りヨリ&円買いヨリ ドル売りは継続しそうだが、下落が加速するかどうかはNY株式市場の下落の継続にかかっている。いったん反発すれば戻り売り。
FOMC後の動向→ドル売りヨリ&ユーロ買いヨリ 今週も引き続きドル入りが継続するかどうか見極めたい。米国の悪材料に反応しやすく加速しやすいだろう。月末・四半期末要因に注意。
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