本日の為替相場の焦点は、『米国の経済指標』と『NY株式市場の動向』にあり。
米国の経済指標は、
・「中古住宅販売件数」※1
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「日本の貿易収支」
・「ドイツの消費者物価指数【速報値】」
などが主な注目材料。
また、経済指標以外では、
・「4月30日分のBOJ議事録」
・「金融当局者や要人による発言」
などに注目したい。
その他、
「NY株式市場の動向」は引き続き重要。その上下に為替相場が影響されやすい地合いが継続している。
金融市場にインパクトを与えやすい「米国の金融機関」や「6月1日に再建計画の提出期限が迫るGM」に関する話題には要注意。
直近では、「米国の格付けや財政への懸念」なども変動要因となっている。
「先週末にドル売りヨリの動向が大きく加速した点」も重要なポイント。今週もその傾向が継続するかどうかを見極めたい。
直近の金融市場のテーマは、
以下に関するものが主となっている。
・「経済指標の結果」
・「米国の金融機関」
・「米国の自動車業界(6月1日はGMの再建計画提出期限を控える)」
・「ユーロ圏の金融政策(今後の金融政策や量的緩和強化が焦点)」
・「米国の格付けへの懸念」
・「米国の財政への懸念」
★本日発表の経済指標の詳細
※1→「中古住宅販売件数」とは、中古住宅のうち、所有権の移転が完了したもの。景気動向との関連性が深く、先行性があるといわれている。季節や天候の影響も受けやすく、予想と違った結果が出やすい傾向も。住宅動向は現在の金融不安の根本となる問題でもあり、出尽くし感もある一方で、依然として注目度は高い。
本日のトレード用のエサ
・08時50分:日)通関ベース貿易収支
・時刻未定:独)消費者物価指数【速報値】
・22時30分:NY株式市場オープン
・23時00分:米)中古住宅販売件数
5月25日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下
▼NY株式市場の動向(為替相場が影響を受けやすい地合い)
▼米国の経済指標(結果も重要だが、相場が動くキッカケ)
▼金融当局者や要人の発言(FRB議長や米財務長官やECB総裁が中心)
▼ユーロ圏の金融政策への思惑(追加利下げ&量的緩和、4日理事会)
▼米国の金融機関の話題(ストレステスト結果公表消化後の流れは)
▼米国の自動車業界の話題(6月1日がGMの再建計画提出期限)
▼先週末に加速したドル売りヨリの動向の継続
▼25日月曜日が英国と米国で祝日&連休明けの動向
▼米国の格付けや財政への懸念
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5月27日(水)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・BOJ議事録(4月30日分) ・明日に南アフリカの政策金利発表を控える |
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08:50 | 日)BOJ議事録(4月30日分) | △ | - | - | |||||||
日)通関ベース貿易収支 | ○ | -625億 | +110億 (+103億) |
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09:15 | 日)白川:日銀総裁の挨拶 | △ | 要人発言 | ||||||||
09:30 | 豪)Westpac先行指数 | △ | - | -0.3% | |||||||
12:00 | NZ)NBNZ企業信頼感 | △ | - | -14.5 | |||||||
17:00 | 欧)ビーニ・スマギ:ECB理事の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
18:30 |
南ア)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
△ | +0.4% | +1.3% | |||||||
+8.3% | +8.5% | ||||||||||
未定 |
独)消費者物価指数【速報値】 [前月比/前年比] |
○ | +0.1% | ±0.0% | |||||||
+0.2% | +0.7% | ||||||||||
20:00 | 米)MBA住宅ローン申請指数 | C | - | +2.3% | |||||||
23:00 | 米)中古住宅販売件数 | AA | 465万件 | 457万件 | |||||||
米)住宅価格指数 | B | +0.2% | +0.7% | ||||||||
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