10月8日(木)■『NY株式市場の動向』と『ECB政策金利発表＆トリシェECB総裁の会見』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『NY株式市場の動向』と『ECB政策金利発表＆トリシェECB総裁の会見』にあり。

米国の経済指標は、
・「米)週間新規失業保険申請件数」
への注目度が高い。

米国以外の経済指標は、
・「豪)新規雇用者数＆失業率」
・「独)鉱工業生産」
・「加)住宅着工件数」
などが主な注目材料。

経済指標以外では、
・「・米主要企業の決算発表→ペプシコ」
・「英)BOE政策金利＆声明発表」
・「欧)ECB政策金利発表」
・「欧)トリシェECB総裁の記者会見」
・「米)30年債入札(120億ドル)」
・「米)バーナンキFRB議長の講演」
・「中国休場(1日～8日)」
・「他の市場の動向(上海株、米国株、米金利、金、原油、などが中心)」
・「金融当局者や要人による発言」
などの要因に注意したい。

★★★

注目に値する「米国の経済指標」は、「週間新規失業保険申請件数」ぐらい。

しかし、本日は「英国とユーロ圏の政策金利」が発表されるため、目が離せない展開となりそうだ。
英国もユーロ圏も政策金利は据え置きが濃厚視されているが、金融当局の現状に対する把握と今後の金融政策への姿勢に注目が集まっている。BOEに関して は、政策金利と同時に発表される「声明」を、ECBに関しては政策金利発表後の21時30分から開催される「トリシェECB総裁記者会見」での言及に注意 したい。

「NY株式市場」と「米国の長期金利」の動向は引き続き金融市場を先導しやすい。
また、金融市場の流れを見極める上で「原油や金などのコモディティ価格」からも目が離せない。
本日は特に、
・米国の主要企業の決算発表が出始めていること
・金が史上最高値を更新し続けていること
・原油の動向に為替相場が影響を受けやすくなっていること
・米国の長期金利に影響を与えやすい米30年債の入札が行われること
以上に注意したい。

■□■本日のトレード用のエサ
・09時30分：豪)新規雇用者数＆失業率
・19時00分：独)鉱工業生産
・20時00分：英)BOE政策金利＆声明発表
・20時45分：欧)ECB政策金利発表
・21時30分：欧)トリシェECB総裁の記者会見
・21時30分：米)週間新規失業保険申請件数
・26時00分：米)30年債入札(120億ドル)
・翌8時00分：米)バーナンキFRB議長の講演

10月5日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼G7財務相・中央銀行総裁会合明けの反応
▼米雇用統計発表明けの反応
▼米国を中心とした株式市場の動向
▼米国の金利の動向
▼米国を中心とした主要経済指標の結果
▼ユーロ圏の金融政策とトリシェ総裁のコメント
▼原油や金などのコモディティ価格の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼米国債の入札結果(5日・6日・7日・8日)
▼ドル安やリスク選好の流れの行方
▼12日月曜日が日本、米国、カナダで祝日となる点
▼中国が8日まで連休となる点

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10月8日(木)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・中国休場(1日～8日) ・米主要企業の決算発表→ペプシコ
08:50		日)経常収支	×	+1兆1480億	+1兆2656億
		日)貿易収支	△	+2850億	+4373億
09:30		豪)新規雇用者数	◎	-1.00万人	-2.71万人
		↑・失業率		6.0%	5.8%
13:30		日)企業倒産件数	×	-	-1.0%
14:00		日)景気ウォッチャー調査 [現状判断DI/先行判断DI]	×	42.5	41.7
				-	44.0
15:00		日)工作機械受注【速報値】	×	-	-71.5%
15:45		仏)貿易収支	×	-23億	-13億
19:00		独)鉱工業生産 [前月比/前年比]	○	+1.8%	-0.9%
				-17.0%	-17.0%
20:00		英)BOE政策金利＆声明発表	◎	0.50% 据え置き	0.50% 据え置き
		南ア)製造業生産 [前月比/前年比]	×	+1.3%	+3.3%
				-11.2%	-13.7%
20:45		欧)ECB政策金利発表	◎	1.00% 据え置き	1.00% 据え置き
未定		南ア)ムボウェニSARB総裁の講演	△	要人発言
21:15		加)住宅着工件数	○	+14.65万件	+15.04万件 (+15.05万件)
21:30		欧)トリシェECB総裁の記者会見	◎	要人発言
		米)週間新規失業保険申請件数	A	54.0万件	55.1万件
22:50		加)ジェンキンス：BOC副総裁の講演	△	要人発言
23:00		米)卸売在庫	B	-0.9%	-1.4%
26:00		米)30年債入札(120億ドル)	BB	-	-
26:30		米)ラッカー：リッチモンド連銀総裁 の講演	B	要人発言
28:35		米)タルーロ：FRB理事の講演	B	要人発言
29:05		加)ジェンキンス：BOC副総裁の講演	△	要人発言
翌 08:00		米)バーナンキFRB議長の講演	AA	要人発言
太字→赤太字の順番で重要。ピンク太字は金融政策関連。ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点

引き続き、NYダウ主導での市場のリスク許容度が重要。[引きつけての戻り売り]と[下落加速時の追随(ただし、急反発に注意)]

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トリシェ総裁の記者会見に注意。引き続き、NYダウ主導での市場のリスク許容度が重要。[少し長いスパンで見ての押し目買い]と[上昇再開時の追随]

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