昨日の欧州市場では、アイルランドの短期債の入札は無難に終了し、欧州株は戻り歩調。したがってクロス円も強い展開となった。前日もギリシャもそうだったが、短期であったり、金利が高ければという理由で調達できているという事実を無視している。アメリカの経済指標もあまり悪くなかったことあるだろうが、そんなに楽観的になるほどのことでもないと思ってしまうが…。
火曜日に私は1.25台をターゲットにして、ユーロドルのショート(@1.2765)をつくっていた。ユーロドルは8月中旬以降でみれば、1.2920付近でのダブルトップを形成しつつあり、環境的にもユーロ売りの材料がたくさんある。1.28台後半から100ポイント以上も下げてきたところを突っ込み売りしたわけだが、株価が強烈に戻すような気配がない以上は続行するつもりだった。なにしろその後は小動きが続いていて、まったく決着がついていない。近場に置いたはずの1.28ちょうどのロスカット注文もつかないのだ。
ニューヨーク市場のオープン直前には、またユーロドルがコスト付近まで戻ってきた。どうしたものかとウォッチに徹したが、ユーロドル上昇にさほどの勢いなかった。米国株は堅調にスタートしたが小動き。米国株は上値追いの感じではなく、為替市場も小動きだ。あとはマーケットに委ねるしかないと思い、就寝。
朝起きると、ユーロドルはまたフェーバーなポジションに戻っていた。ドイツ銀行が資本増強をせねばならない話しや、ギリシャについての悲観的な観測が出ていたようだ。
そして続いて、日本では日本振興銀行が破綻したニュースが流れてきた。これは日本売り材料となるわけだが、日本株は円安を材料に買われはじめた。しかし単純に円安を喜んで、株など買っている場合ではないはずだ。リスク要因なのだから、本来は売らねばならいはず…。
そこで株価が反転した際には、クロス円を売ろうと決めた。日経平均株価は、今週の高値付近まで買われた後、反落してきた。ユーロショートはすでに持っている。そういえばポンド円は130円ちょうどに輸出の売りがあるという話しもあるし、ポンド円でショートとつくることにした。129.70だったので、ロスカットは今週の高値すこし外側の130.40に置いた。
ポンド円は東京市場の終盤、首尾よく129円ちょうどの近辺まで下落してきた。欧州序盤ではムキムキとまた戻ってきたので、慌ててポジションをクローズした(冷汗)。今晩はたいしたイベントはない。米国株のこの二日間の反発が続くかどうかだ。とりあえず一度逃げているので、再チャンレンジするかどうか様子を見たいと思う。
日本時間 20時00分
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