(前回「ドルはどこまで下がるのか? (6)」からのつづき)
ドル/円はまだまだ下がり、ユーロ/ドルは調整中と見ている松田哲さん。では、ユーロ/円はどうなのだろう?
「大きな大きな流れで見れば上昇トレンドを続けていると思いますが、こちらも上昇がきつかったので、夏~秋に向けて円高方向へ調整があると見ています。現状、サポートラインを割り込んだか、割り込んでいないか、微妙なところですね」
そして、ユーロ/円の今後を占ういい先行指標になるのが、ポンド/円だという。
「ユーロ/円とポンド/円は普通、同じように動くんです。けれど、今回、ポンド/円はすでに大きく下落しているのに、ユーロ/円はまだそれほど下落していません」
上のユーロ/円チャート、下のポンド/円チャートを見比べてみよう。確かに途中まで似ていた両者の動きがこのところ、違っている。
「ユーロ/円とポンド/円が最終的に同じように動くとすると、ポンド/円が再び上昇するか、ユーロ/円が下落することになる。ポンド/円の下落を夢、まぼろしと考えるのは不可能ですから、ボクはやはり後者の方、つまり、ユーロ/円がこれから下落する方が真っ当な考え方だと感じます」
では、ユーロ/円がこれから下落するとすれば、どこまで下がると松田さんは予想しているのか?
「ユーロ/円は今、160円台ですね。これが140円、場合によっては130円ぐらいもあり得ると思っています。ただ、今はまだ明確な売りシグナルが出ていません。新規に売るなら、150円を割った時。そこから140円まで10円ぐらいの値幅を取れるのではないでしょうか」
結局、ユーロ/ドルもユーロ/円も大きな流れで見れば、まだ上昇トレンドにあるが、目先、やや大きめの調整がありそうというのが松田さんの見解だ。
ドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円と聞いた後、最後に「これからトレードするなら、どういう戦略がいいか?」と松田さんに聞くと…
「ドル/円を売っていくのが一番いいと思います」
結論はやはり、ドル/円売りなのである。
松田さんの見解に最後までブレはなかった。
(ザイFX!編集部・井口稔)
では、ユーロ/円がこれから下落するとすれば、どこまで下がると松田さんは予想しているのか?
「ユーロ/円は今、160円台ですね。これが140円、場合によっては130円ぐらいもあり得ると思っています。ただ、今はまだ明確な売りシグナルが出ていません。新規に売るなら、150円を割った時。そこから140円まで10円ぐらいの値幅を取れるのではないでしょうか」
結局、ユーロ/ドルもユーロ/円も大きな流れで見れば、まだ上昇トレンドにあるが、目先、やや大きめの調整がありそうというのが松田さんの見解だ。
ドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円と聞いた後、最後に「これからトレードするなら、どういう戦略がいいか?」と松田さんに聞くと…
「ドル/円を売っていくのが一番いいと思います」
結論はやはり、ドル/円売りなのである。
松田さんの見解に最後までブレはなかった。
(ザイFX!編集部・井口稔)
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)