週末には大きな材料がなかったので、昨日の海外市場ではこれまでの揺り戻しの動きが強まった。まずバイデン大統領がアラブを訪問した事で反応するかと思われていた原油相場が静かだった。将来の需給に影響を与えないと見なされたからだろう。政治的には失敗の感が拭えないが、マーケット的には余計なことをしないでくれといった面持ちである。
米国株は年初からの下げ過程で買いたいと思っていた人の買いが一回り出てしまったという感じだ。ラリーしてはじまった米国株だが、やはり来週に控えるFOMCでの利上げ幅が気になるようだ。積極的な上値追いは見られなかった。アップルが人材投資を減らすと表明したことで、ハイテク関連が足を引っ張った模様。
ユーロドルはアジア時間に1.01台に乗せてきて、なおもステーブル。ショートカバーが続きそうな雰囲気も合ったので、ユーロドルは売りに行く気はしなかった。日本がお休みだったからと言うので、自分もお休みモードに入っていたのかもしれない。
あまり大きなディップを作らずに、ニューヨーク前半には1.02台にまで到達した。数字の変化を見ているだけでも、十分にユーロを買い戻す必要のある人は、たっぷりとユーロ買いをさせられたという感じだった。
ニューヨーク終盤では1.01台の中盤まで押し返されているが、こうなってくると再びユーロ売りに向かいたい。戻りを待ちたいところだが、なさそうなので突っ込み売りでもよいだろう。当面の目標はパリティか。
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