昨日は大きな材料がなく、先週までの動きの反動がやや出た。つまりインフレの伸び鈍化の期待の後退と景気低迷の可能性のなさによるドル金利上昇と、それにともなう株価の下落である。それがちょっとやり過ぎたのかなという反省も手伝って、ポジション調整がおおきくなった一日となった。ドル相場も上昇していたのだが、ドル高も一服。ドルの利食い売りの絶好の場となった。
私は朝がたにドル円をレンジ相場になると見込んで、136.37でショートにして持っていた。しかしその後は動きが鈍く、アジア時間では136円台の前半までゆるむのがやっと。すぐに超すと金浦園まで押し戻されてしまう。それだけドル買い需要が高いということなのだろう。
私が買い戻す事ができたのは、ニューヨークの序盤である。しかしそれとてもやっとの事で136円台を割れてきたからであって、すぐに戻りかけたからだ。それだけ相場はほとんど動かなかったと言うことの表れでもある。
先週からここまで振り返ると、ユーロ円が猛烈に上がっていることに気づく。それだけユーロドルのほうがドル高に対して鈍感に反応しているということだ。ECBもまだまだ利上げをしないといけないことからも、それは仕方のないこと。今しばらくはユーロ円に上げのしわ寄せが来るのだろう。
ところで日本株はだんだんと動かなくなってきている。日経平均は1日で1000円近くも動いていた昨年10月までとうって変わって、今月などは27500円を中心に上下300円がコアレンジである。それなのにボラティリティは目立って落ちていない。そもそもよく動いていたときにボラが上がらなかったという事実もあるのだが。
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