それにしても、昨日の海外相場もレンジが狭かった。ユーロドルでも50ポイントほどだけで、ドル円にいたっては30ポイントくらいしか動かなかった。クリスマス明けだから仕方がないというものの、中国が利上げをしたのだから、もう少しくらいは反応して欲しいところだったのに…。
まあ、あんなに大雪に見舞われているアメリカ東部の状況では、しかたがないかぁ。ポジションを持っていなかったので気をもむことはなかったが、それでも次に何かをしようと構えている身にとっては面白くない。
しかし今日のアジア市場はいきなりドル売りの動きが強くなった。ドル円も昨日の安値をブレークしてきているし、ユーロドルも1.32台に乗せこんできて、その後もなおもドル売り圧力が強いまままだ。昨日、米国債が崩れそうになっていたのに、それが持ち直して反転してきたからだろう。すなわちマーケットが気にしていたところの長期金利の低下が起こったからであろう。
ドル円を売っていきたい誘惑にも駆られるが、ちょっと欧州時間のランチタイムまで待ってみようと思う。日本時間の夜の9時くらい。どうも動きには材料が乏しすぎるわけだし、ただのたまっていたポジションの縮小というテクニカルな動きだけだという側面が目立つからだ。休み明けでやっと戻ってくるロンドン勢や大陸勢の行動をもっと確かめてからでも遅くないだろう。
ドル売りで勝負するならば、ドル円のショート。ユーロドルはあまり買っていく気がしない。むしろユーロ円が109円台に戻してきているので、ユーロ円のショートにしたいくらいだ。
今晩はアメリカの消費者信頼感の数字などが出るが、マーケットの関心は株価と債券価格に集約されることになるだろう。株価が下げるならば、クロス円主導の下落。債券価格が上昇するならば、なおいっそうのドル売り相場となるものと思われる。
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