昨日の為替相場でも、ドル円は安値攻めで終始した。日本のお役所が仕事納めになったことも手伝って、円高方向には強力なサポート要因がなくなったと見た外国人の攻勢を煽ったものと思われる。確かに攻め込むならば、今だという感じだ。
欧州時間を通じて82円ちょうど近辺でもんでいたドル円だったが、米国債の入札が近づいてくると値動きが不安定になってきた。まあ、結果が良いにせよ悪いにせよ、為替相場は動きそうだ。私は81.88でドル円を売り込んでみた。ちょっと手を出すのが遅くて、とても安いショートのコストになってしまったが、それは安全策をとって様子見をしたのだから仕方がないところだ~。
ロスカットは30ポイントのアゲインストまで見ることにした。ユーロ円でもよかったのだが、材料がドルであるだけに、ドル安に動いた場合、これまで下げ続けてきたユーロドルが大きく持ちあがるかもしれない。それだったらユーロ円よりもドルストレートであるドル円のほうがよさそうだと判断した。
アメリカの7年債の入札はまあまあだったようである。実際の価格が値下がっていて、値ごろ感も出ていたようだし、前日の入札の悪さの反動という面もあったのだろう。米国債の反発と同時に、ドルの全面安となっていった。
アジア時間に1.30台まで見せていたユーロドルは1.32台まで反転上昇し、ドル円も昨日の安値を下抜けしてきた。多少のジグザグもあるかと思ったが、ドル円が上がっていくような気配はなかった。私は買い戻しのストップ注文を81.80まで落として翌日に期待する事にした。
今日のアジア市場に移っても相場の流れはあんまり変わりなかった。81円割れを狙って失敗したかのような動きもあったが、ドル円のマックス戻しは81.60あたりまで。完全にベアモードに入ったという感がある。
今晩は経済指標も多少はあるが、ドル円やユーロ円が緊張を強いられるレベルにステイしているだけに、テクニカルムーブに支配されることになるだろう。つまり下がれば下がった分だけ売りをよび、上がったらショートカバーが目的化してしまうということである。私も相場の下げには売り増しでついていくつもり!
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