本日の為替相場の焦点は、『英国と米国が休場明けでの各市場の動向』、そして『欧州の債務不安』と『金融市場のリスク許容度』にあり。
米国の経済指標は、
・米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数
・米)シカゴ購買部協会景気指数
・米)消費者信頼感指数
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・日)鉱工業生産【速報値】
・豪)住宅建設許可件数
・豪)第1四半期経常収支
・ス)第1四半期GDP
・独)小売売上高
・独)失業率&失業者数
・欧)消費者物価指数【速報値】
・欧)失業率
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・加)BOC政策金利&声明発表
・5月月末要因
・英国と米国が連休明けとなる点
・米国の2年債と5年債の償還日
・欧州議会でギリシャの債務危機についての証言
・欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの債務不安が燻る)
・金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが優勢に)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・ECBの金融政策への思惑(6月9日にECB理事会)
・米国の金融政策への思惑
・金融当局者や要人による発言
・週末に、米国の雇用統計発表を控える点
・中国の景気動向及び金融政策
・為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
などの要因に注意。
★★★
5月の最後の営業日で、英国と米国が連休明けとなる。
本日はBOC政策金利&声明の発表日。
また、米国の2年債と5年債の償還日であり、欧州議会でギリシャの債務危機についての証言も行われる予定。
本日の米国の経済指標の発表は、消費者信頼感指数がメイン。
その他、S&P/ケース・シラー住宅価格指数とシカゴ購買部協会景気指数も発表される。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
直近の金融市場は、欧州の債務不安が燻り続け、リスク許容度による流れが相場の方向性を先導している。
ただ、先週後半には、株式市場や商品市場が反発したことで、リスク回避の流れに対して巻き戻しが優勢となった。
今週も、欧州の債務不安での影響や金融市場のリスク許容度による方向性が重要となるだろう。
本日は英国と米国が祝日で休場明けでの各市場の動向に注意したい。注目度の高い経済指標が数多く発表される点にも注目。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・08時50分:日)鉱工業生産【速報値】
→反応は限定的か
・10時30分:豪)住宅建設許可件数
→発表での豪ドルへの影響はまずまず
・10時30分:豪)第1四半期経常収支
→相場の気分次第
・14時45分:ス)第1四半期GDP
→発表でのスイスフランへの影響は大きめ
・15時00分:独)小売売上高
・16時55分:独)失業率&失業者数
・18時00分:欧)消費者物価指数【速報値】
・18時00分:欧)失業率
→発表でのユーロへの影響はなかなか。ユーロ圏の消費者物価指数【速報値】は金融政策への思惑が噴出しやすく、相場が動くキッカケになりやすい
・22時00分:加)BOC政策金利&声明発表
→今後の金融政策の思惑次第で
・22時00分:米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数
・22時45分:米)シカゴ購買部協会景気指数
・23時00分:米)消費者信頼感指数
→3つの時間に3種類の経済指標。実質的週明け。発表直後の変動と週明けのNY市場の流れ、それぞれ狙いたい
5月30日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼英国と米国が休場及び連休明けとなる点
▼欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの債務不安が燻る)
▼金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが優勢に)
▼主要国の株式市場(米国中心)
▼主要経済指標(米国中心、週末に米・雇用統計の発表あり)
▼金や原油などの商品市場
▼ECBの金融政策への思惑(6月9日にECB理事会)
▼米国の金融政策への思惑
▼米国の長期金利の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼5月月末・6月月初要因
▼中国の景気動向及び金融政策
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
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5月31日(火)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・5月の最後の営業日 ・英国と米国が連休明けとなる点 ・ASEAN・豪・NZ自由貿易会議(30日~3日開催) ・欧州議会でギリシャの債務危機についての証言 ・米国の2年債と5年債の償還日 |
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08:30 | 日)失業率 | × | 4.7% | 4.6% | ||||||||||
↑・有効求人倍率 | 0.62 | 0.63 | ||||||||||||
日)全世帯家計調査消費支出 | △ | -2.8% | -8.5% | |||||||||||
08:50 |
日)鉱工業生産【速報値】 [前月比/前年比] |
○ | +2.0% | -15.5% | ||||||||||
-12.4% | -13.1% | |||||||||||||
10:00 | NZ)NBNZ企業信頼感 | △ | - | 14.2 | ||||||||||
10:30 |
豪)住宅建設許可件数 [前月比/前年比] |
○ | -1.8% | +9.1% | ||||||||||
-12.7% | -18.1% | |||||||||||||
豪)第1四半期経常収支 | ○ | -100.00億 | -72.99億 | |||||||||||
13:00 | 日)自動車生産 | × | - | -57.3% | ||||||||||
14:00 | 日)住宅着工戸数 | × | -3.1% | -2.4% | ||||||||||
↑・建設工事受注 | × | - | -11.0% | |||||||||||
14:45 |
ス)第1四半期GDP [前期比/前年比] |
○ | +0.7% | +0.9% | ||||||||||
+3.0% | +3.1% | |||||||||||||
15:00 |
独)小売売上高 [前月比/前年比] |
○ | +1.8% | -2.7% | ||||||||||
+1.5% | -3.5% | |||||||||||||
15:45 | 仏)生産者物価指数 | △ | - | +6.6% | ||||||||||
16:55 | 独)失業率 | ○ | 7.0% | 7.1% | ||||||||||
↑・失業者数 | -3.0万人 | -3.7万人 | ||||||||||||
17:30 | 欧)アルムニア欧州委員の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
18:00 | 欧)消費者物価指数【速報値】 | ◎ | +2.8% | +2.8% | ||||||||||
欧)失業率 | ○ | 9.9% | 9.9% | |||||||||||
18:30 |
南ア)第1四半期GDP [前期比年率/前年比] |
○ | +4.2% | +4.4% | ||||||||||
+3.6% | +3.8% | |||||||||||||
21:00 | 南ア)貿易収支 | × | -13億 | +10億 | ||||||||||
22:00 | 加)BOC政策金利&声明発表 | ◎ | 1.00% 据え置き |
1.00% 据え置き |
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米)S&P/ケース・シラー住宅価格指数 [前月比/前年比] |
BB | -0.24% | -0.18% | |||||||||||
-3.40% | -3.33% | |||||||||||||
22:45 | 米)シカゴ購買部協会景気指数 | BB | 62.0 | 67.6 | ||||||||||
23:00 | 米)消費者信頼感指数 | AA | 66.5 | 65.4 | ||||||||||
23:30 | 米)ダラス連銀製造業活動指数 | C | 8.0 | 10.5 | ||||||||||
26:30 | 南ア)マーカスSARB総裁の発言 | △ | 要人発言 | |||||||||||
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経済指標の発表直後と休場明けのNY市場の流れで
経済指標の発表直後と休場明けのNY市場の流れで
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