本日の為替相場の焦点は、『ギリシャの緊急財政計画・採決後の方向性』と『リスク選好の流れの継続』、そして『6月の月末要因』にあり。
米国の経済指標は、
・米)週間新規失業保険申請件数
・米)シカゴ購買部協会景気指数
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・NZ)住宅建設許可
・独)小売売上高
・独)失業率&失業者数
・欧)消費者物価指数【速報値】
・加)GDP
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・欧)トリシェECB総裁の証言【欧州議会】
・昨日、ギリシャの緊急財政計画が採決された点
・30日ゴトオ日要因
・6月月末要因(本日が、6月月末最後の日)
・6月末が、FRBによる量的緩和第2弾実施期限となる点
・欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの財政不安が燻り続けている)
・金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが燻り続けている)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・金融当局者や要人による発言
・ECBの金融政策への思惑(前回、示唆された7月の利上げやその後への思惑など)
・米国の金融政策への思惑(先週に、FOMC結果発表を消化)
・為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
などの要因に注意。
★★★
本日は、6月・月末最終日。
昨日、ギリシャの緊急財政計画が採決された。
米国の経済指標は、週間新規失業保険申請件数とシカゴ購買部協会景気指数がメイン。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
ここ最近の為替相場は、ギリシャの財政不安や金融市場のリスク許容度などを主要因にドルやユーロが大きく上下している。
今週に入ってからは、株式市場の上昇などでリスク選好ヨリの流れとなり、ギリシャの財政不安に対しても緩和ヨリに反応している。
そして、昨日、大きな焦点だったギリシャの緊急財政計画が採決され、相場が大きく上下した。
本日は、ギリシャ議会による緊急財政計画採決後の方向性に注意しながら、引き続き金融市場のリスク許容度やドルの方向性に注目したい。
また、本日が6月の月末最終日となるため、月末要因にも注意したい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・07時45分:NZ)住宅建設許可
→発表でのNZドルへの影響はまずまず
・15時00分:独)小売売上高
→発表でのユーロへの影響はまずまず
・16時00分:欧)トリシェECB総裁の証言【欧州議会】
→言及次第
・16時55分:独)失業率&失業者数
→発表でのユーロへの影響はまずまず
・18時00分:欧)消費者物価指数【速報値】
→来週に結果発表を控えるECBの金融政策への思惑が高まれば大きな流れのキッカケに
・21時30分:加)GDP
→発表でのカナダドルへの影響は非常に大きい
・21時30分:米)週間新規失業保険申請件数
・22時45分:米)シカゴ購買部協会景気指数
→2つの時間に2種類の経済指標。どちらも注目度も影響度もなかなか。昨日にギリシャの緊急財政計画が採決で消化し、相場に方向性が出るかどうかが重要
6月27日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼ギリシャ議会が緊急財政計画を審議・採択する予定(29日~30日に採択見通し)
▼欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの財政不安が燻り続けている)
▼ECBの金融政策への思惑(前回、示唆された7月の利上げやその後への思惑など)
▼金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが燻り続けている)
▼主要国の株式市場の動向(米国中心)
▼主要経済指標の発表(米国中心)
▼米国の金融政策への思惑(先週に、FOMC結果発表を消化)
▼米国の長期金利の動向
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
▼中国の景気動向及び金融政策
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場
▼今週相次ぐ、米国の長期国債の入札(27日・2年債、28日・5年債、29日・7年債)の影響
▼6月末が、FRBによる量的緩和第2弾実施期限となる点
▼6月月末・7月月初要因
▼7月3日に、ユーロ財務相会合(ギリシャ救済に関して)が開催される点
▼来週末(8日)に、米国の雇用統計の発表を控える点
▼来週に(7日)に、ECBの金融政策結果発表が控える点
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6月30日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
|||||||||||
・昨日、ギリシャの緊急財政計画が採決された ・30日ゴトオ日 ・6月月末最後の日 ・FRBによる量的緩和第2弾実施期限 |
||||||||||||||
07:45 | NZ)住宅建設許可 | ○ | +3.2% | -1.6% | ||||||||||
08:01 | 英)GFK消費者信頼感調査 | △ | -24 | -21 | ||||||||||
未定 | NZ)イングリッシュNZ財務相の発言 | ○ | 要人発言 | |||||||||||
10:00 | NZ)NBNZ企業信頼感 | △ | - | +38.3 | ||||||||||
12:00 | NZ)マネーサプライM3 | × | - | +5.7% | ||||||||||
13:00 | 日)自動車生産 | × | - | -60.1% | ||||||||||
14:00 | 日)建設工事受注 | × | - | +31.4% | ||||||||||
日)住宅着工戸数 | × | +3.1% | +0.3% | |||||||||||
15:00 |
独)小売売上高 [前月比/前年比] |
○ | +0.5% | +0.6% (+0.3%) |
||||||||||
+0.2% | +3.6% | |||||||||||||
南ア)マネーサプライM3 | × | +5.8% | +6.0% | |||||||||||
英)ネーションワイド住宅価格 [前月比/前年比] |
△ | ±0.0% | +0.3% | |||||||||||
-1.3% | -1.2% | |||||||||||||
15:45 | 仏)生産者物価指数 | × | +6.6% | +6.4% | ||||||||||
16:00 | 欧)トリシェECB総裁の証言【欧州議会】 | ○ | 要人発言 | |||||||||||
16:55 | 独)失業率 | ○ | 7.0% | 7.0% | ||||||||||
↑・失業者数 | -1.7万人 | -0.8万人 | ||||||||||||
17:00 | 欧)マネーサプライM3 | × | +2.1% | +2.0% | ||||||||||
18:00 | 欧)消費者物価指数【速報値】 | ◎ | +2.8% | +2.7% | ||||||||||
18:30 |
南ア)生産者物価指数 [前月比/前年比] |
△ | +0.5% | +0.9% | ||||||||||
+7.1% | +6.6% | |||||||||||||
21:00 | 南ア)貿易収支 | × | -10億 | -24億 | ||||||||||
21:30 |
加)GDP [前月比/前年比] |
◎ | -0.1% | +0.3% | ||||||||||
+2.7% | +2.8% | |||||||||||||
米)週間新規失業保険申請件数 | AA | 42.0万件 | 42.9万件 | |||||||||||
22:45 | 米)シカゴ購買部協会景気指数 | BB | 54.0 | 56.6 | ||||||||||
23:00 | 米)ブラード:セントルイス連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
26:00 | 米)ホーニグ:カンザスシティ連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | |||||||||||
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