本日の為替相場の焦点は、『ギリシャの財政不安での方向性』と『リスク選好の流れの継続』、そして『7月月初要因&週末要因』にあり。
米国の経済指標は、
・米)ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】
・米)ISM製造業景況指数
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・日)全国消費者物価指数&【除生鮮】
・日)第2四半期日銀短観
・中)製造業PMI
・英)製造業PMI
・欧)失業率
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・週末要因
・7月月初要因(本日が、7月入り最初の日)
・7月3日にユーロ財務相会合(ギリシャ救済に関して)が控える点
・欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの財政不安が燻り続けている)
・金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが燻り続けている)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・ECBの金融政策への思惑(来週に、ECB金融政策結果発表を控える)
・金融当局者や要人による発言
・中国の景気動向及び金融政策
などの要因に注意。
★★★
本日は、週末金曜日で7月入り最初の日。
米国の経済指標は、ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】とISM製造業景況指数がメイン。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
ここ最近の為替相場は、ギリシャの財政不安や金融市場のリスク許容度などを主要因にドルやユーロが大きく上下している。
今週に入ってからは、株式市場の上昇などでリスク選好ヨリの流れとなり、ギリシャの財政不安に対しても緩和ヨリに反応している。
本日は、ギリシャの財政不安での動向に注意しながらリスク選好ヨリの流れの継続やドルの方向性に注目したい。
また、本日が7月入りでの最初の日となるため、月初要因や週末要因にも注意したい。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・08時30分:日)全国消費者物価指数&【除生鮮】
→注目度は高いが反応は限定的か
・08時50分:日)第2四半期日銀短観
→注目度は高いが反応は限定的か
・10時00分:中)製造業PMI
→中国の景況感や金融政策への思惑は金融市場全体に影響を与えやすい
・17時28分:英)製造業PMI
→発表でのポンドへの影響はカナリ大きい
・18時00分:欧)失業率
→発表でのユーロへの影響はまずまず
・22時55分:米)ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】
・23時00分:米)ISM製造業景況指数
→2つの時間に2種類の経済指標。どちらも注目度も影響度も大きめ。発表での変動はもとより、ロンドンフィックス絡みや週末クローズに向けての流れを上手くつかみたい
6月27日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼ギリシャ議会が緊急財政計画を審議・採択する予定(29日~30日に採択見通し)
▼欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの財政不安が燻り続けている)
▼ECBの金融政策への思惑(前回、示唆された7月の利上げやその後への思惑など)
▼金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが燻り続けている)
▼主要国の株式市場の動向(米国中心)
▼主要経済指標の発表(米国中心)
▼米国の金融政策への思惑(先週に、FOMC結果発表を消化)
▼米国の長期金利の動向
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
▼中国の景気動向及び金融政策
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場
▼今週相次ぐ、米国の長期国債の入札(27日・2年債、28日・5年債、29日・7年債)の影響
▼6月末が、FRBによる量的緩和第2弾実施期限となる点
▼6月月末・7月月初要因
▼7月3日に、ユーロ財務相会合(ギリシャ救済に関して)が開催される点
▼来週末(8日)に、米国の雇用統計の発表を控える点
▼来週に(7日)に、ECBの金融政策結果発表が控える点
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7月1日(金)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週末金曜日 ・7月入り最初の日 ・香港、カナダ休場 ・7月3日にユーロ財務相会合(ギリシャ救済に関して)が開催 |
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08:30 | 日)失業率 | × | 4.8% | 4.7% | ||||||||||
↑・有効求人倍率 | 0.60 | 0.61 | ||||||||||||
日)全世帯家計調査消費支出 | △ | -1.7% | -3.0% | |||||||||||
日)東京消費者物価指数 | △ | -0.1% | -0.1% | |||||||||||
↑・東京消費者物価指数【除生鮮】 | +0.2% | +0.1% | ||||||||||||
日)全国消費者物価指数 | ○ | +0.2% | +0.3% | |||||||||||
↑・全国消費者物価指数【除生鮮】 | +0.5% | +0.6% | ||||||||||||
08:50 |
日)第2四半期日銀短観 [大企業製造業業況判断] |
◎ | -7 | +6 | ||||||||||
↑・[大企業製造業先行き] | +2 | +2 | ||||||||||||
↑・[大企業非製造業業況判断] | -4 | +3 | ||||||||||||
↑・[大企業非製造業先行き] | ±0 | -1 | ||||||||||||
↑・[設備投資計画] | +2.4% | -0.4% | ||||||||||||
10:00 | 中)製造業PMI | ◎ | 51.5 | 52.0 | ||||||||||
14:00 | 日)自動車販売台数 | × | - | -38.0% | ||||||||||
16:30 | ス)SVME購買部協会景気指数 | △ | 57.8 | 59.2 | ||||||||||
16:53 | 独)製造業PMI【確報値】 | × | 54.9 | 54.9 | ||||||||||
16:58 | 欧)製造業PMI【確報値】 | × | 52.0 | 52.0 | ||||||||||
17:28 | 英)製造業PMI | ◎ | 52.3 | 52.1 | ||||||||||
18:00 | 欧)失業率 | ○ | 9.9% | 9.9% | ||||||||||
22:55 | 米)ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】 | AA | 72.0 | 71.8 | ||||||||||
23:00 | 米)ISM製造業景況指数 | S | 52.0 | 53.5 | ||||||||||
米)建設支出 | C | +0.1% | +0.4% | |||||||||||
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週末での流れ重視
週末での流れ重視
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