本日の為替相場の焦点は、『ギリシャの財政不安での方向性』と『金融市場のリスク許容度による流れ』、そして『明日にECB金融政策結果発表を控える点』にあり。
米国の経済指標は、
・米)ISM非製造業景況指数
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・独)製造業受注
・加)住宅建設許可
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・週末に、米国の雇用統計発表を控える点
・明日にBOEとECBの金融政策結果発表を控える点
・ECBの金融政策への思惑(明日にECB政策金利&声明発表&ECB総裁会見)
・欧州の財政・金融・信用不安(ギリシャの財政不安が中心)
・金融市場のリスク許容度(長い間リスク回避ヨリだったが先週後半からリスク選好ヨリに)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・金融当局者や要人による発言
・米国の金融政策への思惑
などの要因に注意。
★★★
明日にBOEとECBの金融政策結果発表を控える。
米国の経済指標は、ISM非製造業景況指数がメイン。
米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
ここ最近の為替相場は、ギリシャの財政不安と金融市場のリスク許容度などを主要因にドルやユーロが大きく上下してきた。
先週後半には、ギリシャの財政不安が緩和したことでユーロの買い戻しが優勢となり、株式市場の反転で金融市場全体がリスク選好ヨリの流れとなった。
今週に入ってからは、ギリシャや欧州の信用不安が再燃し、リスク回避ヨリの流れとなっている。
本日は、引き続き、ギリシャの財政不安での動向と金融市場のリスク許容度による流れやドルの方向性に注目したい。
また、明日にBOEとECBの金融政策結果発表を控える点も重要となる。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・19時00分:独)製造業受注
→相場の気分次第
・21時30分:加)住宅建設許可
→発表でのカナダドルへの影響はまずまず
・23時00分:米)ISM非製造業景況指数
→本日のメイン。明日にECB金融政策結果発表、金曜日に米・雇用統計の発表を控えて、どういった方向性が出るか。株式市場の動向にも注意
7月4日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼4日が米国で祝日休場となる点(独立記念日)
▼7月2日・3日に行われたユーロ財務相会合(ギリシャ救済に関して)の影響
▼欧州の財政・金融・信用不安(ギリシャの財政不安が中心)
▼ECBの金融政策への思惑(7日にECB政策金利&声明発表&ECB総裁会見)
▼金融市場のリスク許容度(長い間リスク回避ヨリだったが先週後半からリスク選好ヨリに)
▼主要国の株式市場の動向(米国中心)
▼主要経済指標の発表(米国中心で、今週は特に米国の雇用統計を控える)
▼米国の長期金利の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼米国の金融政策への思惑
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
▼金や原油などの商品市場
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7月6日(水)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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- | ||||||||||||||
14:00 |
日)景気動向指数【速報値】 [一致CI指数/先行CI指数] |
× | 106.1 | 103.6 | ||||||||||
99.8 | 96.2 | |||||||||||||
19:00 |
独)製造業受注 [前月比/前年比] |
○ | -0.5% | +2.8% | ||||||||||
+9.5% | +10.5% | |||||||||||||
20:30 | 米)チャレンジャー人員削減予定数 | C | - | -4.3% | ||||||||||
21:30 | 加)住宅建設許可 | ○ | +5.0% | -21.1% | ||||||||||
23:00 | 米)ISM非製造業景況指数 | S | 53.7 | 54.6 | ||||||||||
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レンジを見極めて
明日にECB金融政策結果発表を控えて、方向性が出れば追随
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