今もドル円ロングのユーロドルショート。8月2日に向かっての米議会での決着まではドルロングで勝負したいのに変わりはない。ユーロドルは何度か下がったりするので、2、3回はまわっており、なんとかドル円の77.80コストの評価損を埋めている感じだ。
でもこの1週間くらいが今年の為替相場の最大のヤマ場とも感じていたので、ちょっとドル円ロングには拘ってきた。別に金融当局による実弾介入を期待しているわけではないが、8月2日にかけては自律反発的な、しかもけっこう値幅の大きいドルの揺り戻しが起こると考えていた。
金曜日は週末をひかえているので、米議会で進展が見られない場合には、より大きなリスク回避に見舞われそうなのは想定していた。やはり下院で採決に至らずで、アジア時間からドル円は重い足取りとなった。夕方にはスペインが格下げされたということで、ユーロドルの方が下がっていった。
ユーロドルは前日の安値も下回って来たが、私は保守的にその手前で利食いの買い戻しをおこなった。また同じことの繰り返しだが、まあ、ドル円ロングの保険のようなものだ。また100ポイントくらい上がってきたら売り込むつもり。
アメリカの第2四半期のGDPは非常に悪かった。個人消費の伸びが良くなかったせいで、全体も伸びていない。プラス成長は維持したものの、ここ最近のなかでも、とても低い伸び率となった。ドルは売られ、ドル円は77円ちょうども割りそうとなった。
ユーロドルは100ポイントも上がってきたので、当初の予定通りにまたショートにした。しかしそこからが苦しい。CAPMの景況感も悪かったことで、ドル安はいっそう進むこととなった。ニューヨーク市場の終り頃までにドル円は76円台に突入し、ユーロドルも1.44台に何度も乗せてきた。
そしてユーロドルショートドル円ロングのポションを持ち越したまま、週明けとなった。やはり米議会での妥協は成立したようで、早朝からドル円は77円台に戻して始まった。グローベックスでの米国株は大幅高。東京市場ではドル円は一時的に78円台まで戻しきり、先週に積み上がったドルショートの買い戻しが続いた。私はドル円のロングをようやく利食いで終えた(汗)。
だがこの後は、ちょっと海外勢の出方がはっきりしてからでないと手が出しずらい。欧州序盤ではアジア市場の流れを引き継いで株高、ドル高ではじまったが、もう失速してきている。今晩のニューヨークオープンあたりの株価動向と要人発言にして、ドル円をまたロングにするかどうかを決めたほうが良さそうだ。
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