【オンライン交流会開催のお知らせ】
田向宏行さんのFXメルマガ『ダウ理論で勝つ副業FX!』で、定例のオンライン交流会を開催します! 開催日時は、8月16日(土)20時30分からで、参加できるのは8月6日(水)までメルマガ読者となった方です(後日、見逃し配信を行いますので、今回参加できない方も視聴できます)。
今回は、ダウ理論を使った「基礎編」と「応用編」のほか、8月12日(火)の米CPIを受けた米ドルの動きなどが話題となりそうです。
次回は、9月5日(金)20時30分から定例のオンライン交流会を開催します。8月26日(火)までにメルマガを購読すれば参加可能ですので、ご気軽にご参加いただければと思います。
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相場全体が何を好むか推測する「美人投票」が重要! 自分の思惑や好みでなく、相場の多数派に便乗することが利益への近道
今週(8月11日~)から日本もお盆休みで、夏季休暇を取る人が増えていると思います。
副業FXの方は「本業が休みになって相場と向き合う時間が増える」と考えがちですが、これは自己中心的な発想で、相場には不向きです。
経済学者のケインズが「美人投票」と提唱したように、相場全体が何を好むかを推測することが重要です。自分の思惑や好みではなく、相場の多数派に便乗することが利益への近道だと思います。
今夜(8月12日夜)は米国CPI(消費者物価指数)があり、ここが動く機会かもしれません。
8月7日(木)から米国の相互関税、つまりトランプ関税が発効しており、この関税の物価への影響が注目されているからです。
ただ、今夜のCPIは7月の統計なので、あまり影響しない可能性があります。また、仮に相場が動いても市場参加者が少なければ、その後の動きは続きにくくなります。
拙著で書いていますが、相場は常に多数派の方向に動きます。よって、多数派に乗れば利益を得やすくなりますし、相場に方向感がない場合は、多数派が明確ではないということです。
方向感のない状態は、日替わりで売り手が優勢になったり、買い手が優勢になったりします。値動きは上下しますし、ローソク足は陰線と陽線が交互に並ぶなど、チャートを通じて私たちに示されます。こうしたチャートの基礎的な知識を体系的に持っているかどうかが、個人投資家には重要だと思います。
私たち個人投資家が利益を得やすいトレンド相場は、一定方向に動きが続くわけですから、売り手か買い手のどちらかが明確に多数派になっているわけです。ローソク足では陰線が続くか、陽線が続く状態となってきます。
みなさんも、過去の取引で上手く行ったポジションを検証すると、結局はトレンドに乗っていたということが確かめられるはずです。
ドルストレート月足は、1月からの米ドル売りが7月で巻き戻されたが、8月現在は米ドル売り傾向で、明確な米ドル買いとは言えない
こうした値動きの基本的な知識を基に、米ドル/円を除いたドルストレート(米ドルが絡んだ通貨ペア)の7月足を見ると、ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル、ニュージーランドドル/米ドルが陰線、米ドル/スイスフランは陽線となり、1月からの米ドル売りの動きが、7月で巻き戻されたことがわかります。
【※関連記事はこちら!】
⇒米ドル/円は動くと大きくなる可能性が揃っている! 7月足も4月足の値幅内の公算大で膠着期間が長いうえ、8月は日米金融政策と関税発動後の夏休みで流動性が低下しやすい(7月29日、田向宏行)
⇒ユーロ/米ドルが下げるには、6月足半値1.15ドル台半ばを割る必要。米ドル/円は4月足高値150.48円超えで上昇の可能性。8月の関税実施前に少し長めの戦略を考えておく(7月22日、田向宏行)
⇒米ドル売りは「7月がピーク」がシンプルなチャートの見方。テクニカルもファンダメンタルズも組み合わせは無数。ダウ理論のような基礎を身に着け、迷いを断つのが大事(7月15日、田向宏行)
⇒米ドル相場は7月足に注目! 年初からの米ドル売りは7/1に止まったが、6月高値超えまで米ドル買い優勢にならず。8/1まで関税交渉の可能性もあり、米ドルは動きにくい(7月8日、田向宏行)
直近の8月足は、現在までのところ米ドル売り傾向で、ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル、ニュージーランドドル/米ドルが陽線、米ドル/スイスフランは陰線の十字線になっています。
つまり、現時点で米ドル売りは7月で止まった可能性がありますが、まだ明確に米ドル買いの方向に変わったとまでは言えません。これは、現在が8月で夏休みを取っているトレーダーが多いことも影響していると思います。

(出所:TradingView)
米ドルの7月安値割れで米ドル売り、8月高値超えで米ドル買い方向に。多数派がどちらに乗るかに注目するのが大事!
ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル、ニュージーランドドル/米ドルが7月高値を上抜ける動きになったり、米ドル/スイスフランが7月安値を下抜ける動きになれば、それぞれ8月は単に夏休みで調整だったことになり、さらにもう一段米ドル売りが進む可能性が出てきます。

(出所:TradingView)
また、逆にユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル、ニュージーランドドル/米ドルが8月安値を更新して下げていけば、8月足は大きな陰線となって米ドル買い方向の可能性を示すことになり、米ドル/スイスフランが8月高値を更新して上昇すると、こちらも米ドル買いとなります。

(出所:TradingView)
今後の値動きがどうなるかは結局、市場に参加する多数派がどちらに乗っているかということです。
前述のように、自分も多数派に乗れば利益になりやすいわけですから、この値動きに注目するのが大事で、そのためにはチャート分析の技術を身に着けることをおすすめします。
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