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西原宏一_メルマガ取材記事
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ドイツからは国内向き発言が流れやすい、
ユーロ売りは続行だがロスカットも敏捷に!

2011年11月15日(火)18:16公開 (2011年11月15日(火)18:16更新)
持田有紀子

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 先週の後半はリスクテークの流れで来て、米国株は高値圏で終了し、かつユーロドルは1.38台を見るまでに買い戻された。相場の流れがコロコロと変わる毎日だ。根拠に薄いがパターン分析は立派なテクニカルのひとつとされている。もうそろそろ反転してきてもおかしくないと思われる。もちろん何が材料となって相場の引き金を引くのかはわからない。しかし私はリスク回避になる、すなわち株安が進んでいく一方で、ユーロが売られる展開が来る方向に賭けることにした。

 しかしむやみにカラ鉄砲を打つわけにはいかないのも事実。ある程度の外部環境の変化という背中を押してくれるものが欲しい。そこで私はグローベックスでの米国株の値段を為替相場への入り口の基準とすることにした。

 週明けの早朝から米国株は大きく値上がっており、S&P先物では10ポイント近くも上げていた。10ポイントといえば結構な上げ幅である。これがアジア時間の間はひたすら高値圏での張り付きとなり、ユーロドルも1.3770あたりでの膠着を生む原因にもなっていた。これが多少なりとも下がらないとユーロの下げもないのは明らかだ。

 欧州時間ではイタリアの中期債の入札を控えていた。いつもと同じであれば、たとえ落札利回りが悪化していようと、入札を無事に消化した段階で、資金手当てができたということだけで、リスクテークの様相をはらんでくる。だから余計に入札前後ではユーロは売りにくい。

 そう考えてくると、私のユーロショートをつくる条件というのはかなり狭まり、少なくともイタリアの入札の動向をウオッチしてから後のことで、しかも米国株や欧州株が下がっていなくてはならないのだ。まあ、先週の1.34台から1.38台までの戻りの直後であるだけに、ショートで相場に入っていくのは厳しくなるのは当然なのだが…。

 相場の入り口を模索していると、ロンドン勢の参入とともにユーロ売りが始まった。ユーロ円がすっと105円台の前半まで下落。自分が関心を持って見つめていたS&P先物も、この日の上昇分のほとんどを吐き出していた。何が起こったかは後で調べるとして、とりあえずユーロドルを売ろう!

 すでにユーロドルのレベルは1.3705であった。早朝に1.38台とかを見てしまっているだけに、なかなか売るのはつらいものがある。しかしこの展開は方針通りになっているのだから、売るしかない。反対に行ったら、手短にすぐに損切ってしまうしかない。

 覚悟を決めてユーロドルを1.3706で売るには売ったが、最大の懸念事項であるイタリアの入札が近づいてきた。これで大きくユーロ買いになる可能性をはらんでいる時間帯まであと1時間もない。値動き的にはしかるべきところだったかもしれないが、タイミングとしては最悪だ。

 このイタリアの5年債の入札では前回よりも1%以上も悪い落札利回りとなり、6.29%。これで確かにユーロドルは1.36台に突っ込んだが、自分のコストから考えてもこれでクローズするわけにはいかない。

 そうするとすぐに1.37台に戻ってきた。ああ、いやな感じ。1.3745に買い戻しのストップ注文をだしているが、ショートカバーともなれば一瞬でついてしまいそうだ。1.3714なので、ここで買ってしまおうか。悩みつつグローベックスの状況を見ると、なんと米国株が前日比でマイナス転している。私は心強く思って、もうしばらく我慢することにした。

 どうやらフランスやスペインの利回りまで上昇してきているようで、欧州の信用不安が再燃した形となってきた。ユーロドルも1.36台に再突入し、今度はユーロ円やーロポンドといったユーロクロスの下落もともなっている。

 私としては40ポイントのリスクを取ったのだから、利幅は2倍の80ポイントは狙いたいところだ。早朝から真剣に相場を見ていて疲労がたままっている。そして眠くもなってきた。そこで私は利食いを1.3625にセットして、OCO注文にした状態で就寝朝になって利食いがついていることを確認して、まずは安心した。

 今日もリスク回避の流れでアジア時間は経過しているが、これまた夕方以降にどんな材料が出るものとも限らない。ドイツでは与党の党大会などもあって内向きな発言も多く聞こえてくる。目の前では相場の流れに追随はするが、場合によっては作戦を入れ変えねばならないかもしれない。

 基本はユーロショートで攻めることになる。しかし要人発言などもふくめ何が飛び出してくるのかわからないので、予想してもしかたがないし、また不可能だ。これは逐一のロスカットで対応するのみである。


日本時間 18時10分
 

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