先週の金曜日は、アジア時間の終わり間際にユーロドルがラリー。そして前日の高値をほんの数ポイントだけ更新した。月曜日から連日の陽線を形成しているので、トレンドフォロー的にも買いから入りやすい状態だったからだろう。1.29台の後半というのは、今年のスタートのレベルだ。よって今年のユーロ下落分を全部、埋めたことになる。それほどIMFの供給枠の拡大は影響力があったということなのだろう。
ここまでユーロの買い戻しが入ってくると次のレジスタンスが気になるところだ。目下のところ、大台の1.3000がサイコロジカルに節目を成している。次は今月の高値である1.3077だろう。ともかくも昨年12月の中旬以降は、ユーロドルは1.30台を中心にかなりもんだので、このあたりが相場が上向くための重要なレベルとなりそうだ。
ユーロのラリーついでに私はユーロ円の100円ちょうどでショートにしていたが、100.30に置いておいたストップ注文があっさりとダンになってしまった。まあ完全な逆張りで臨んだポジションだっただけに、あまり悔しくはない。また下がると思ったら、売り直せばいいだけのことだ。問題はその売るべきタイミングが再び訪れるかどうかである。そのときにユーロ円がどこのレベルにいようと関係がない。ポジションを先ほどの半分にして、また100.20で売り直した。
欧州時間ではユーロが安値攻めとなった。ユーロ円も99円台に逆戻りである。ただ欧州株やグローベックスでの米国株が高値圏をキープしているので、値崩れを起こすまではなかなかユーロを売っていけない局面だ。そうはいってもユーロドルは1.28台にまで落ち込んだ。
しかしニューヨーク市場に移っても株価があまり大した動きを示さないので、為替相場に触手を伸ばすような状況ではない。木金と攻め続けた1.3000が届かなかったことを確認してからでも、ユーロドルを売っていくのに遅くはないし、ユーロ円も99円台ミドルで止まっていた。
米企業決算のヤマ場を越えて、マーケットの関心は再び欧州の信用問題や、アメリカ国内の財政問題や大統領選に向かいつつある。とくに週末にギリシャの債務削減の交渉がまとまらなかったことで、リスク回避になってもおかしくない状況となっている。またIMFの融資枠を拡充するといって盛り上がった資本市場だったが、アメリカは断固反対の姿勢を明確にした。
これはブレトンウッズ体制を揺るがし、アメリカの世界的立場の弱体化にもつながる恐れがあるので、当初からアメリカ議会の賛同は得られないだろうとの見方が強かったのだが、それでもこれをうけて上昇してしまった先週の株価なので、その調整がどこまで起こるのかが今週の注目となろう。
しかるにユーロクロスは弱含む展開が予想される。実際に先週末のユーロ円やユーロポンドは実に味の悪い引け方をしており、今日のアジア早朝ではユーロは全面安で始まり、しかもかなりギャップを作って安値トライとなっている。ロスカットは15ポイント上に置いたままで、結局週末にも持ち越したポジションは朝にめでたくクローズできた。
今週は週末のアメリカのGDP発表に向けて、面白い値動きが期待できそうでもある。ただ旧正月なのでアジア時間の動きは鈍い。午後にユーロドルを1.29台の載せてきたところでショートにしていたが、欧州序盤でとりあえず置いておいた1.2930のロスカットがダンになってしまった。
欧州株も弱めで始まったので、もうちょっとはいけるかなと思ったのだが…。ロンドン勢によるユーロクロスも交えたユーロ買いに持っていかれた。ポジションを作るのが早すぎたようだ。ロンドンのランチタイムまで待って、それから次の手を考えようっと。
日本時間 17時30分
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