昨日の海外市場ではイベントらしきものはまったくなし。しかし欧州時間の早いうちから株価の下落をメインとして、リスク回避の動きが鮮明になってきた。これは8日の木曜日にひかえたギリシャ債務の交換にまつわるもの。
ほとんどが既定路線通りに進むはずなのに、ここにきて銀行団がヘアカットの合意に至るのかとか、ECBがCAC(集団行動条項)の強制適用を図っているのではないか、などと不安をあおるような材料ばかりが観測記事として流れた。
欧州序盤では、いよいよユーロドルが1.32台を割り込んできて、ドル円も下げ傾向。きれいなユーロ円の売りモードとなっており、ますます株価動向がきになる展開となってきた。
私はアジア時間にユーロ円を@107.45でショートに振っておいたので、自分にとっては歓迎すべき動きである。107円ちょうど割れでは多少はもんだが、欧州株が下げ幅を拡大する中ではどうしようもない。
すでにグローベックスでも米国株は先週来の安値を下抜けしてきていて、ますます円の買い戻し圧力が高まってきてしかるべきの展開。ユーロ円の106円台に突入のタイミングで売り増すのは、私が昼間から考えていたことだ。106.88で売り込んで、すべての買い戻しのストップ注文を107.10で置き直した。
ロスカットになっても、いくらかはお金が残る。後はアゲインストにならずに、どんどん下押ししてくれるのを願うだけ。105円台に突入の瞬間でも売り増したいところ。そのためにはリスク性の高いプロダクツの激しい値下がりが必要となるが。
ユーロ円が106円台に入った後は、その下げは速かった。しかし1回目の押しは106.15くらいまでで、ほぼ106.30を中心に前後15ポイントの値動きに入った。欧州時間はこれまでかもしれない。次の動き出すタイミングとしてはニューヨーク株のオープンであろうか。来週からアメリカはサマータイムに入るが、今週はまだである。
米国株のスタートまでまだ2時間以上もある。夜の21時台のユーロ円の戻しが106.70くらいだったので、とりあえずストップ注文は106.75まで下げておいてニューヨーク勢の参入を待つ。106.15と106.70の間でやっている限りはポジションに変更はないというわけだ。
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