昨日の欧州序盤では、ドル円は82.75で、ユーロドルは1.3210くらいだった。ユーロ円は109円台のミドル。前日には米国株が下方向を攻める局面もあったので、ちょっとリスク資産は調整が出て上値が重なるのでないかというのが私の見方だった。その形としてリスク回避となって円の全面高になるのか、それとも純粋にドル売りの様相を呈するのかは想像がつかない。
でもどちらに転んでもドル円が下がることになるのだから、攻めるとしたらドル円を売っていくという作戦でよいのでは考えた。そこで私はドル円の売り場をずっと探しながら、外部環境の変化が訪れによってショートを作るタイミングをはかるべく、ウォッチしていた。
グローベックスでは、時間の経過とともに米国株は安くなっていく。ユーロドルが1.32台の後半まで持ち上がっているが、これはドル安と解釈してよいものか。特に欧州発の材料は要人発言も含めて何も出ていない。まあ、株価が安いのだからこれはドル安になるのだろうと勝手に考えて、私はドル円を82.64から売っていった。
すると間もなくユーロ円が下がりだした。109円ちょうどでは何回かもんだが、22時を回った後のニューヨーク勢の参入の頃になると108円台に突入。それまで動きの鈍かったドル円も、82.40あたりまで落ち込んできた。ドル円の次のターゲットはその前日の安値である82.32割れである。さすがにテクニカルポイントでもあるので、簡単には抜けない。23時の住宅関連の指標で試されることとなった。
そもそも週内に出た住宅関連のデータはいずれも悪いものが続いていた。今回だけ良いということはありえないと見るのが一般的だろう。そういう観測をもとに指標の発表前にドル円も値を下げてきたともいえる。結果はやはり事前の予想を下回り、住宅市場の回復だけはまだ遅れていることが明らかになった。
ドル円もユーロ円も落ちたが、すでにショートポジションも短期的にたくさん積み上がっていたようでもあるので、利食いの買い戻しがきつくて簡単に下げ幅を拡大しない。0時を回った頃には確かに一瞬だけ81円台に突入したが、達成感もあって急激に戻りだした。時を同じくして米国株も底打ちから一転、値を戻してきたので、これはマズイと思って私もすぐに買い戻さざるをえなかった。
自分が期待したほど、ドル円が落ちなかったのが残念~。ニューヨーククローズにかけては米国株もしっかりと戻っているので、悪材料だった割にはポジションだけで動いてしまったような1日となった感じ。
今日から欧州も夏時間へ移行。ロンドン勢の参入も早くなる。アメリカは先週から夏時間になっているので、夜のマーケットまでの間延びがしなくて済む季節になったということだ(微笑)。今週も住宅関連の指標とバーナンキ議長の発言が並んでいる。先週までの流れと格別に変わったことになるとは思えない。
ただ値動き的には、調整の進んだ株価やドル円、ユーロ円といったリスクテーク時に高くなるものが再び高値追いの展開を取り戻せるのかが試される週となろう。ドル円が84円台を、ユーロ円が110円台を取り戻せないようだったら、来週の雇用統計に向けても、なおも調整モードが続くことになるのだろう。個人的としては、なおも安値模索が続くのではないかという感じもしているのだが。
日本時間 16時50分
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