ユーロドルが火曜日に1.25台に乗せてきて、ちょっと上昇に弾みがかかりそうな感じのする今日この頃である。しばらくは下がりそうもないと見えるので、当面は押し目買いが基本のスタンスとなりそうだ。だからというわけでもないが、確かにユーロドルは下がらなくなった。悪い材料が出ても、下がらない。1.2442を上抜けしたので、テクニカル的にも上値トライが正しいようである。
昨日はアジア時間ですでに前日の高値越えをしてきたので、私としては単なる空中戦ではないかと懐疑的だった。だからといって、積極的にもユーロ売りに向かうわけにもいかない。1.2570とか見ると売ってみたくなるのだが、じゃあ何ゆえに下がる、またはドルが上がるのかと考えると、とりあえずは論拠がない。
値ごろ感としか言いようがなく、なにがしらの強烈な材料でも出ないと、ユーロドルは下がりそうもないと思えるのが人情である。ニューヨーク時間になるまでユーロドルは1.2540-70で推移。これだけ上がってきたのだからユーロロングのポジションもかなり積み上がっているだろうと考えると、安くなったところを買っていくのもたいへん怖い。投げ売りが出て、あっという間に1.23台まで逆戻りということも無きにしもあらずだ。
ニューヨーク時間になると、やや流れが鮮明になってきた。米国株の値下がりとともに久しぶりにリスク回避の動きが鮮明となった。経済指標では失業保険が悪かったが、最近のマーケットでは悪い指標ほど緩和期待が高まってリスクテークに進んでしまったりするので、容易に手が出しにくいものとなっている。しばらく様子を見てからでないと、一番手を走っているとケガをする。できるだけ遅れないように、2番手か3番手を進むようにしなくてはいけない。
私は早起きして4時くらいからニューヨーククローズまで参戦した。株安は進んでおり、安全資産である米国債は高い。リスク性の高いコモディティの代表である原油価格も98ドル台まで上昇していたところから反転。95ドル台まで沈んでいた。それでも肝心のユーロは高いままで、アジア時間からのコアレンジを大きくは飛び出してはいない。
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