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キプロスショックで早朝からユーロ急落!
銀行預金に強制課税でATMに人が殺到!?

2013年03月18日(月)13:35公開 (2013年03月18日(月)13:35更新)
ザイFX!編集部

今井雅人は資金5倍トレード達成!米ドル/円の攻めトレードが成功したのには理由があった!

■ユーロ急落! 米ドル/円、クロス円も窓開けスタートに

 本日、2013年3月18日(月)は、「キプロスショック」で早朝からユーロが急落! 主要通貨に対し、大きく窓を開けて取引をスタートしました。

ユーロVS世界の通貨 1時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロVS世界の通貨 1時間足

 週末NYクローズ時の水準が1.30ドル台だったユーロ/米ドルは、本日週明けオープン時には1.28ドル台まで下落、ユーロ/円は124円台から121円台まで下落して取引をスタートするなど、早朝からマーケットは大荒れ…。

 リスクオフの嵐が吹き荒れるなか、ユーロ/円の急落に連れて、米ドル/円やその他クロス円も下に窓を開けて取引をスタートしました。

世界の通貨VS円 1時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 1時間足

 米ドル/円は、週末NYクローズ時は95円台、本日週明けオープン時は94円をギリギリ死守といったところ。ユーロ/円の3円下落に比べればインパクトは小さいものの、朝っぱらから驚きの急落でしたね。

米ドル/円 1時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足

 窓開けスタート後、アジア時間のマーケットはさすがに落ち着いていますが、ユーロクロス(米ドル以外の通貨とユーロとの通貨ペア)はもちろん、米ドル/円、クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)ともに上値は重い状況が続いています。

■夢のリゾート地で何が!? 原因は「キプロスショック」!

 今回の急激なマーケットの動き、ちまたでは冒頭に記載したとおり「キプロスショック」と呼ばれているようです。名称は知っていても、いったいどんな国かよく知らない…という方のために、少しキプロスについてご紹介します。

 キプロスの正式名称は、キプロス共和国。地中海の東端に位置する小さな島国で、古くから文明の交差点として栄えた国です。ギリシャ神話に登場する「ビーナス(美の女神)」が生まれたところ、なんて話も聞くほど美しい国だそう。

 世界遺産などの歴史観光もさることながら、豊かな自然にも恵まれた場所で、いつも世界中から多くの人がバカンスに訪れています。

 そんな、一度は行ってみたい夢のリゾート地! キプロスでいったい何が起きたのか…。さっそく、今回のユーロ急落の原因を確認しておきましょう。

■銀行預金者から9.9%の税金を徴収する!?

 発端となったのは、先週末2013年3月15日(金)から16日(土)にかけて行われたユーロ圏財務相会合。ここで、2012年の夏ごろから救済を求めていたキプロスへの100億ユーロ規模の支援が決定されました。かねてより懸案事項だったキプロスへの支援が決定したことで、良いニュースなのか? と思われましたが、問題は中身…。

 なんと、100億ユーロの支援とあわせて、キプロス国内の銀行預金者から一定の率(10万ユーロ超の預金で預金額の9.9%、10万ユーロ以下の預金で6.7%)で税金を徴収するというのです! これは、ユーロ圏の支援策としては前代未聞の試み。

 仮に、キプロス国内の銀行に20万ユーロ預けていたとすると、9.9%のかけ率ですから、ざっと1万9800ユーロが有無を言わさず税金として徴収されるということ。1ユーロ122円として日本円に換算すると、241万円分くらいでしょうか。万が一、日本国内でそのような施策が実施されるとなれば、預金者は相当焦りますよね…。

■預金者がATMに殺到! 支援策の行方は…?

 当然、この話を聞いたキプロスの預金者も焦りました。預金者の多くがATMに殺到し、預金を引き出す動きが広がった結果、ATMに確保されている現金はわずか数時間で枯渇することになったようです。そりゃ、そうでしょう…。

 各国富裕層の「タックスヘイブン」として利用されてきたキプロス…今回の支援策が提案された背景には、キプロスの銀行資産が同国GDP(国内総生産)の8倍に達しており、預金者に負担を強いるしか方法がないという切羽詰まった事情もあるようです。

 ちなみに外国人預金者は、ロシアの富裕層が多いそう。支援策として示された預金への課税は、もちろん外国人預金者についても対象となるようですが、果たしてどうなるのか…。現在、キプロスでは、提示された支援策の修正を急いでいるそうです。

 欧州債務問題が落ち着いている雰囲気だっただけに、今回のキプロスショックは衝撃でしたね。キプロスは、人口86万人程度の小国で経済規模が小さく、今のところスペインなど他のユーロ圏諸国に混乱が生じていることはないようですが、これがもし飛び火すると、大変なことになる可能性もあります…。

 内容の修正を模索している支援策の落としどころによっては、さらにマーケットが荒れる可能性もありそうです。

 しばらくは、キプロス支援策の行方に注目ですね。新たな動きがありましたら、当コーナーなどでも取り上げたいと思います。

(ザイFX!編集部・向井友代)

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