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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

悪いもの並んだアメリカの経済指標、
今晩もイベント沢山でユーロの戻り売りか

2013年05月16日(木)17:05公開 (2013年05月16日(木)17:05更新)
持田有紀子

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 昨日の欧州序盤では、ドル円が上昇して始まった。すでにアジア時間での高値も越えてきて、102.60あたりまで上がってきていた。ユーロドルは下がっており、1.28台に入らんとしていた。まさに純然たるドル高だ。

 ドイツのGDPが予想よりも低くて、ユーロ安になるのは分かる。その上、欧州圏内のGDPも6期連続でマイナスとあっては、なおさらユーロを買う気がしない。ドル円を上値追いしていく気分でもないので、ユーロドルでも売ってみることにした。私は1.28台に完全に入りこんだあたりから、上値の重さを確認したとして、1.2882で売っていった。

 ただし少しのポーションだけしか売らなかったのは、まだ完全にユーロベアだとは感じていないからである。とりあえずアゲインストに持っていかれた場合は30ポイントで損切りするつもり。もしまた上手い具合にフェイバーに走ったら、1.2850割れで追撃売りをする。

 ユーロドルは徐々に値下がりしてきた。私は1.2948に売りのストップ注文を置いて構えていた。その一方でドル円も高い。102.75まで高値を拡げて、そのまま102.65-102.75の間で止まってしまった。まあドル高なのだから、ということでユーロドルをショートにしていることの安心感を無理やりこじつけたりした。

 ユーロドルは1.2850を下回ってきて、私のストップ注文はダン。いよいよ勝負かと意気込んだが、アメリカの経済指標の時間が近づくと、ドル円が下がってきた。何もこんな時に…。ついでにユーロドルも急反発をはじめた。まずいと思って速攻で買い戻したが、1.2871で買い戻すのがやっと。ショートカバーが激しい。ユーロドルは下がったとはいうものの、まったく儲からなかった~。

 そして為替相場の動きを裏付けるように、経済指標はいずれも悪いものが並んだ。エンパイア指数の景況感も悪かったし、対米証券投資では米国への長期投資が純流出であることが示された。これは純然たるドル売り材料を与えることになる。

 ドル円は101円台まで押し込まれた。ここまで下がると、ドルの安値がどこまでなのかに注目が集まる。米国株オープンとともに株価の下落傾向が鮮明になれば、なおいっそうのリスク回避を誘い、ドル円は101円台の前半を狙うことになりそうだった。

 しかし米国株は開始直後こそは安かったが、すぐに反発して立ち直った。指標は悪いとはいうものの、それがかえって金融緩和の継続を期待させ、リスク資産へと資金が向かったようである。株価の上昇を確認すると、ドル円もまた急反発。それまでの高値であった102.75の近く、102.60まで戻しきった。そして米国株も歴史的な高値を、終値ベースでも更新してニューヨーククローズを迎えた。

 昨日、ドル円が101円台を見たということもあるだろうが、今日のドル円はトップサイドが重く見える。それを裏付けるかのように日本株も安く、日経先物は14000円台に沈んだ。昨日のユーロの下げで、ユーロ円の戻りも鈍い感じだ。ユーロ円は132.00がキーポイントになりそうだ。そこをレジスタンスにして、しばらくは戻り売りになるのではないだろうか。私も131.50アッパーでは売りスタンスで臨みたいと思っている。

 今晩もアメリカの経済指標がたくさん出る。CPI.、住宅着工件数、失業保険などなど。たくさん出るので一喜一憂を強いられることのなるのだろうが、ユーロ円、ユーロドルのセル・オン・ラリーという作戦で考えている。


日本時間 16時40分
 


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