昨日のアジア時間では、拍子抜けのドルの値下がりだった。 早朝からドル円などは104円台に向かって進むのかとも思われたのだが、102円台で始まり、102円台の前半まで突っ込んでいるほど。東京オープン前に102円台の後半まで戻してきたが、それでも103円台乗せは可能なのかがメインテーマとなってしまい、積極的に高値追いをしていくような情勢ではなくなった。少なくとも私の場合は、これでは買っていけないと感じた。
欧州序盤ではドル売り相場の展開が明確になってきて、ユーロドルも上昇。そしてドル円は102円台のミドルまで押し込まれていた。下がってきたらドル円を売ってみようと思っていた私は、とりあえず102.58でショートにしてみた。102円ちょうど割れまで行かなくても、102.20レベルあたりまでは下がるのではないか。ちょうどグローベックスでの米国株もやや調整気味で下げてきているし。
しかしニューヨーク時間が近づいてきても、ドル円はほとんど下がらなかった。確かに102.35あたりまでは下がったが、たかだかそれだけ。むしろ102.50よりも上でやっている時間の方が長かった感じがする。自分がショートポジションを持っているので、余計に下がらないように見えてしまうのだろう。0時を回っても下がる気配を見せないので、102.49で買い戻した。本格的な勝負は翌日に持ち越し。
夜中には米国株が上昇し、歴史的な最高値をも更新してきたようだったが、高値警戒感があったり、バーナンキ議長のスピーチを前にQE3の出口戦略が気になるようで、ニューヨークのランチタイム以降は株価の下落が目立った。それでドル円やユーロ円も下値攻めをやっと始めたようだ。
こうしてドルの全面安となってニューヨーク市場は終了。早朝にもドル円は一段安をしたが、102円ちょうどを割りこむことはなかった。こうなってくると102.00が何度も留められている重要なサポートとして、その存在感を増してくる。
それを意識したのか、今日の東京市場では邦銀勢らによるドル円の買いが先行。再びドル円は102円台の後半まで押し返された。値動きからしてもっと下値攻めを期待していた私としては、昨日の動きと同じでまたもや拍子抜けしてしまった~。
でも現実に上がるものは仕方がないので、ちろっと買ってみては、10ポイントも取らないで利食ってみたりする。102.75あたりで止まったので、それ以降は何もやっていないが、ようするにレンジ相場に突入しただけなのかもしれない。だとすると当面は突っ込んでの売りや買いは厳禁となってくるということだろう。
今晩もイベントがない。したがってテクニカルな動きがメインとなりそうだ。ドル円のコアレンジを102.20から103.20と決め打ちして、その間で逆張りでポジションを作っていこうと考えている。102.50ビローは買い、102.90アッパーは売りで。
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