先週末にドル円は乱高下して、その結果、雇用統計スル―で高値引けで終えた。となるとどうしても週明けからは高値追いとなりそうものである。ここ2、3週間はそうした予想と思惑と違った方向で相場が反応していたので、昨日の早朝でドル円が素直に98円台に向かって上がっていくのには、ちょっと驚いた。
そして東京市場が始まる前に98円台乗せ。ごく短期的なショートポジションの買い戻しの域を出ないだろうが、それでも先週にあれだけ強烈に売り込まれた割には、上値での抵抗は少なかったと言える。98円台まで戻ったとはいえ、先月末は100円台だったのだから、まだレベルとしては円高傾向が続いている。
金曜日の欧州勢はドル円の積極的な売りかたに回っていたので、昨日はどうなることかと思って見ていたが、98円台のミドルということもあって、さすがに売りの手は引っ込んだようだ。むしろクロス円がリードする形で、ドル円もどんどんと値を切り上げていく。ユーロ円が130円台に乗せてくると、リスクテークも意識され、欧州株は高い。
グローベックスでの米国株や日経先物も、当然のごとくラリーしている。私としても少しはドル円を買って見たりはするが、ここはどこまでは端っこなのかを見極めたい気持ちのほうが強く、本格的に腰を据えたポジショニングにはならなかった。
ニューヨーク勢もドル円の買いで参入したようで、ドル円は99円台に乗せてきた。これはアメリカの国債のアウトルックがネガティブだったものが、ステーブルに上げられたためのドル買いもあったのだろう。ドル円は99.28まで上昇した。しかしその後から値動きは極端に鈍くなった。アメリカでのイベントがないというのがその一因でもある。
また米国株も先週の雇用統計後の上昇から、そのまま高値圏を保ってはいたものの、一日の変動幅としては極端に狭いものとなった。すべてが、次の変動要因を求めてのエネルギーを蓄えているぞ状態に入ってしまったようだ。
さて今日は日銀の金利会合だ。お昼のドル円のレベルは98円台の後半であった。昨日の99円台から垂れてきているので、上がっていくためには、それだけの物量のオファーをこなさなければならない。逆に下がるのならば、昨日、メクレ上がった分だけショートカバーも済んでおり、案外に下はスカスカかもしれない。
東京時間のコアタイムではまだ99円台を見ていないので、買い戻しのロスカットは99.00でよい。そしてどこかで売り込んでいく。できれば発表直前のギリギリのタイミングがよい。12時半に発表なので、12時を過ぎてからでもいいだろう。そう思ってランチタイムは半分、寝ながらゴロゴロして画面を見ていた。
すると12時前にドル円が急降下し始めた。もう会合の結果が出たのかな。遅く出ることはあっても、定刻を前倒しで発表されたためしはない。それでもドル円は下がっているのだから、とにかく売ってみることにした。すでに98.50を下回ってきている。ちょっと前ならば98.85とかだったのに。追いかけて売って、やっと98.38で売れた。なんとも安い~。反対にいけばすぐにカットしたいので、98.50でとりあえずストップ注文だけ出しておく。
決定会合の結果が出たようだった。やはりまったく変更がなかったようで、長期金利の不安定さに対する対策くらいは出てくると思ったが、オペレーションの年限の変更もなし。これではノ-ケアだといっているのと同じだと市場に取られたのだろう。ドル円は97円台に突入した。
しかし先週ほどのチョッピーさはなし。比較的に落ち着いた動きに見えた。再び98円台に乗せてくるときに買い戻す事もできたし、戻りを売ってみては、すぐに買い戻すという作業に執心。98.35を越えてきたところで、いったんは取引を停止して、しばらく様子見へ。
今晩も材料が少ない。ドル円が99円台で跳ね返されて下がってきたので、日銀の姿勢が海外のプレーヤーにどう受け取られるかに注目したい。ドル円は97円台に突入してきたら、またショートで攻めたいところ。株安も伴っていればリスクオフにもなるので、なおさらドル円ショートにはフェーバーになるはず。
日本時間 16時00分
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開! | |||
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」 | |||
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時) |
0.3pips原則固定 (9-27時) |
1000通貨 | 20ペア |
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】 機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。 |
|||
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】 ■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼ |
|||
【総合2位】 SBI FXトレード | |||
SBI FXトレードの主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.18銭 | 0.3pips | 1通貨 | 34ペア |
【SBI FXトレードのおすすめポイント】 すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。 |
|||
【SBI FXトレードの関連記事】 ■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼SBI FXトレード▼ |
|||
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」 | |||
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり) |
0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり) |
1000通貨 | 30ペア |
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】 業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。 |
|||
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】 ■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼ |
|||
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
⇒FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)