先週はシリアの問題で振り回される展開が続いた。金曜日のアジア時間ではやや重いといった感じで、ドル円は98円台の前半まで押し込まれた。木曜日の高値もそうだが、98.50あたりが重いらしい。欧州序盤でグローベックスでの米国株が下げのピッチを速め出したので、私もようやく98.13でショートにしていくことを決意した。
ドイツの小売売上高が悪かったので、ユーロドルやユーロ円が安値攻めをしている。特にユーロ円が130円ちょうどを割りこんできてからは、なおいっそうのリスク回避の姿勢が強まった。ドル円も97円台に入ってきた。中東情勢がどう変化しているのか、欧米諸国はどう考えているのか、リアルタイムで把握することは困難だが、マーケットのプライスを見て判断していくしかない。
しかしリスク回避で買われていた日本円だったが、ドル円の下げは限定的で、すぐに98円台に戻ってきた。私も98円ちょうど乗せで買い戻してしまったが、相場にはダイナミックさに欠けるものがある。その後はほとんどドル円は値動きに乏しいままだった。朝まで98円台の前半でウロウロするばかり。
一方でユーロドルだが、久しぶりの1.31台に突入した。久しぶりなので、1.3200割れにでもたくさんのストップロスがあったのだろう。最終的には1.32台まで戻したが、ユーロドルは戻りの勢いが鈍くなってきている。週明けで再び1.31台に入って来ていたりして、下げに乗っかりたくなるようなチャートの形をしている。
さて週が明けての中東情勢。週末にオバマ政権は軍事行動の承認を議会に求めることに決し、事実上、9日まで武力行使は延期されることとなった。これを受けて週明けのマーケットはリスク許容度が回復し、グローベックスでの米国株は大幅に上昇している。そして為替相場では素直にドル買いで反応している。とにかく今週もシリア情勢で市場は振り回されそうだ。
今晩はアメリカがレイバーデイのため、イベントがない。しかるにシリア問題だけが相場を動かす材料となる。軍事行動など、なかなか先の見えない状況ではあるが、相場をしっかりと注視していくしかないだろう。ポジションを持った場合は、必ずストップ注文をつけておかないと、不用意なディールを強いられる可能性ある。
アメリカが休みなので、ドル円の日足のチャートでも眺めていたら、きれいに三角もちあいをしているのに気付く。アベノミクスで盛り上がって103円、緩和縮小で93円、戻って101円、そして下がって95円、今が98円台だ。日本株なども同じように三角もちあいの形状をしているのだが、これはどちらかに跳ねる場合が多いとされている。欧州時間に入ると、ドル円は99円台に続伸してきた。三角もちあいを上放れていくのか、成り行きを見守りたい。
日本時間 17時00分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2023年12月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください |
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