昨日はアジア時間でドル円が104円台の前半まで下がったが、欧州序盤ではクロス円の買いが入ってドル円も104円台の中盤まで押し返された。これはアジア時間では株安を主軸にリスク回避の動きが強まっていたのに、欧州株は切り返しの姿勢を強めたからだ。私は何度かドル円のショートで攻めていたが、夕方からはうまくいかなくなった。ドル円が104.50を超えてくると、もうショートで攻める気はなくなった。
ゼロベースから頭を冷やしてと思うのだが、なかなか思い通りにならないと、ついつい熱くなってしまう時がある。徐々にドル円は切り上がっていく過程でも、ちょっと売ってみては5ポイントほども簡単に持っていかれてしまう。それを買い戻しては、また売ってみたり。この繰り返し。
損失の総額はたいしたことがなくても、負けの回数が重なると自然と面白くなくなるものだ。翌朝からフレッシュにやり直しを図るしかない。ドル円が104円台の後半まで進んでいるが、105円台乗せもあとちょっと。
朝になって画面を見ると、なんとドル円が下がっている。ユーロドルも高いが、これは欧州時間のうちから高かった。ドルの全面安となっている。ドル円は瞬間的に103円台にも突入したようだ。なんとも悔しい展開である。夜中の経済指標が悪かったせいになっているが、それだけでもなさそう。
米国株が最初は高値追いで始まったものの、ものの見事に反転。今年の安値を下抜けしている。総合的なビューが当たっているのに、取れていないというのはなんとも無念…。まあ、こういう時もあると思うしかない。
さて今日は日本株も安く、マーケットのリスク許容度が減退しているのは明らかだ。ドル円かユーロ円も下がりそうなのに、なかなか下がらない。昨日のこともあってちょっと注意していたので、手を出さずに済んだのだが、日本株が下げ基調なのに、ドル円が仲値決めの時間帯を過ぎても上がり続けているというのはちょっと不思議。
ドル円の104円台の前半で買えなかった向きが、早々に買いだしたのだろうか。欧州時間に入ってからも株価はあまり冴えない動きを続けている割に、ドル円もユーロ円もなかなかしっかりしている。痛い目にあったばかりとはいえ、ちょっとユーロ円をスモールでもよいので売ってみたい感じもする。
今晩はアメリカの貿易収支くらいしかイベントはない。でもやはりニューヨーク勢が参加しはじめてから、手を出すことにしよう。できれば米国株がオープンしてから、日本時間で日付けが変わるまで我慢してみて、リスクの流れをじっくり観察してからポジションを張ってみよう。
日本時間 16時40分
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