昨日のアジア時間では、ややリスク回避が進んだ。日本株を始め、インドネシアなど新興地域でも株価の下落が顕著になった。その前日の米国株などが切り返して上昇に向かったのだから、対称性が著しくなった。リスクオフが続くのならば、私もドル円のショートで攻めなければ…。
でもドル円の101円台の前半は何度も止められているし、そのあたりには大量のビッドも詰まっているのだろう。だから101円台の前半ではいったんは利食いになる。そうなると、あまり大きな値幅を狙っていることにはならないので、あまり面白くはなさそうだが、その代わりに小さい損失幅をあてることにしてマーケットに臨むことにした。
さて欧州序盤では、ドル円は101.40くらいだった。ユーロドルは1.3700近辺。昼間のドル円の高値が101.59だったので、101.60でストップロスを設定して、どこかで売り込んでいく。101.50アッパーまで引きつけたいが、上がらなければ突っ込み売りは止めておこう。というのも、101円割れはないだろうと思っているからだ。
マーケットの観測でフランスが格下げされるのではないかということが流れて、ユーロ安が進んだ。ユーロドルも再び1.37台割れ。ユーロ円も落ちてきた。ユーロ円は先週から下げ続けているが、それまでの5月安値をも下回ってきた。ドル円でショートにしようと思っていたので、完全に売りそびれてしまった~。
夜は外出の予定があったので、101.50でオファーだけ出しておいた。101.50まで上がってほしいけれども、それよりも10ポイントは上がってくれないでというちょっと虫のいい注文である。22時過ぎに帰宅したが、為替相場はあまり水準が変わっていなかった。もちろん注文も出来ていない。注文をそのままにして朝まで出しておいたが、ニューヨーク時間ではドル円もユーロドルも10ポイントほどしか動いていなかった。
ちょっとドル円もユーロドルも現在のレベルで固まったような感がある。ドル円はなかなか101.20-101.40のコアレンジを大きくはみ出さない。ユーロドルは1.3700をはさんだレベルだ。今日の昼間に日銀の会合があって、それが唯一の材料でもあったのだが、ドル円はそのコアレンジを脱しきれなかった。日銀期待もあって、午前中はリスクテークが進んでいきそうな局面もあったが、その後はポジション調整が優勢となっている。
そして東京市場が終わって、黒田総裁の会見がはじまると、ドル円は100円台に突入してきた。さっそく売り込んでみた。100.95のショートだが、ロスカットは101.05。今のところ安値は100.82近辺まで。今年の安値が100.75近辺である。今晩も材料薄だが、やはりリスク回避の方向に注意を払いたいところだ。
日本時間 16時00分
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
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