雇用統計の終わった後、ユーロドルは1.35台の前半まで安値突っ込みをして、その後切り返しての1.36台の中盤であった。ユーロドルの方向感が気になるところ。このまま反発を続けていくのか。それともユーロの緩和期待ということで再び安い方に向かうのか。
昨日のアジア時間ではあまり動かなかったが、欧州序盤ではやや垂れてきた。金曜日に何度もユーロドルは下方向をトライしたが、なかなか割れなかった1.36の大台である。すたがって、このレベルには注目が集まった。
私も1.36台では止められるのではないかという思いと、もしも下抜けしたらユーロ売りでついていこうという思いで、両構えだ。とりあえず1.3615で買ってみて、1.3595でド転ショートにするしかないだろう。1.3615で買えたが、その後の戻しは10ポイントほどだけ。いちおう、1.36割れの手前で抵抗を示しているようにも見えるが、なかなか戻らない。
欧州時間になってからというもの、ユーロポンドもユーロ円もすべて重い。スピードこそないものの、着実に下がってきている。ユーロの全面安だ。とくにドルが中心となって動いているわけではない。まだユーロの利下げ観測が強いという金融相場の側面が強いのかもしれない。たしかにドイツ株の代表指数であるDAX先物も1万の大台を越えて推移している。
なんとか値保ちを期待したユーロドルであったが、ニューヨーク勢もユーロ売りで参入したようで、私のストップ注文はダンになった。ショート転したのである。しかし1.35台に突入してからのユーロの下げは限定的だった。1.3585あたりまで。
ここまで下がって来たのだから、もう一度、金曜日の安値である1.3502近辺まで押し込むのかなとも期待したが、ニューヨーク時間では10ポイントほどの値動きに留まった。突っ込まない代わりに、ショートカバーもなかった。私は1.3600に買い戻しのストップ注文を置いたままだったが、それすらもつかないくらいに小動きとなった。
さて今晩もイベントが少ない。ドル円は102円台の中盤で動かないにしても、マーケットの関心はやはりユーロの動向であろう。私ももうちょっと踏ん張ってみるつもりである。やはり昨日のセッションでユーロが高値圏を維持できなかったのは大きいと見ている。当分はユーロのベアスタンスをキープしないといけないのかもしれない。
日本時間 15時00分
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)