金曜日の欧州序盤ではドル円は103円台の後半で始まった。ちょっと104円台が重たくなりつつあるのを感じはじめたところである。木曜日もドル円が戻っても104.00が近付くと、そこを嫌いかのように上値の重さが感じられた。ユーロドルは安いながらも、ストレートに下がることはない。
下がったところではオプションからのものも含め、たくさんの利食い買いの注文が並んでいるからだろう。反発するときのほうが激しい。ユーロドルが落ちにくいならばと、ドル円もさらに上値は重くなることは必至と考えて、103.90アッパーで売れれば、そこでショートにしようと思った。
ニューヨーク時間になって、ようやく103.90アッパーに乗ってきた。上がってくると売りにくいものだが、まあユーロドルの方が下がっているわけでもないので、本格的なドル買いにも成らないだろうと思って、103.94で売ってみた。104円台に乗せたらやめようと思っているので、買い戻しのストップ注文を104.05で置いておく。近くてすぐにロスカットになってしまうかもしれないが、しかたがない。
シカゴの景況感が出る前後で、にドル円は104円台に乗せてきた。しかしこのときには運よくロスカットはつかなかった。しかし落ちてもドル円は10ポイントほどがせいぜい。動かなくなったので、そのまま寝てしまった。朝になって確かめると、ストップ注文はダンになっていた。
日付けが変わってからはユーロドルも下げ始めて、今年の最安値に到達するほど、ドル円もドル買いの波に押されて104円台の乗せたままで終了。やはり米国株がしっかりしていたし、歴史的な最高値にほとんど張り付いたままなのだ。格別にドルを売り込む理由もないというところなのだろう。
さて今週はイベントが週の後半に集まっている。とりあえずは今日はアメリカが休みなので、あまりダイナミックな動きは見られないだろう。でも木曜日には日銀の決定会合があり、ECBの金利会合も予定されている。アメリカの雇用関連のデータでは、木曜日に民間調査のADP指数、金曜日には雇用統計が控えている。
10月にアメリカのQE3が終了するのは当然のこととして受け取られているので、視点はいつ利上げするかに移っている。失業率などがかなり良い結果となってくれば、利上げ時期の前倒しの憶測も強くなって、株価の調整、ドルの上昇などが本格的に始まるトリガ-となるかもしれない。
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