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田向宏行
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

高値圏でチョッピーに動くドル円、
小売売上高に注目だがやはりドルロングか

2014年09月12日(金)18:19公開 (2014年09月12日(金)18:19更新)
持田有紀子

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 昨日の欧州序盤ではドル円は107円ギリギリのところまで上がってきた106円台の後半。ここまで上がってきているのだから、ちょっとでも下がったところにはビッドがファームで入ってくる。また107円ちょうどはアジア時間でちょっとカスったものの、そこを上回ってくると一層の買い戻しが出てくるのは明らか。このまま上に上がっていってもフレッシュゾーンで買えばいいのだから、入口は明確だ。

 問題は押し目だ。押し目は誰でも待っているところなので、あまりジックリと待っていても拾い損ねることにもなる。一方でユーロドルは下げが一服しており、対欧州通貨ではドル高が止まっている格好となっている。ユーロドルも下げ始めてくれれば、それがドル買いのサインだとみなしてドル円も買っていけるだが、ここ2日間はタイミングがまるで合わない。

 昨日の欧州時間では株安が進んだ。シリアへの空爆が現実味を帯びだしたことによるリスク回避の意味合いが強いようだ。グローベックスでの米国株も安く推移。それでもニューヨークオープンを控えて、ドル円は107円台に乗せてきた。私も106.80あたりまでの押し目では買えなかったが、107円越えでは買うことができた。こんなに高いロングを持っていても冷や冷している。

 ドル円は107.15あたりまで上がって、すぐに垂れてきた。107.10を割ってくると、もはやこれまで。すぐに利食い売りで10ポイントも取れなかったが、同じことをしているプレーヤーも多いことから、ドル円はそのまま106円台に突入。今度は昼までの安値近辺である106.65くらいまで突っ込んだ。この場所は安値であるという目印でもあったので、そこで下げ止まるのを見届けてから、今度は拾うことができた。

 106.71でドル円をロングにして、ニューヨーク時間に入った。ユーロドルが下げてこないので、なかなかドルの全面高にはならない。しかも米国株は大幅安で始まったので、リスク方面からの円売りの支援もない。ただ単にまだ触っていない106.60で売りのストップ注文を置いておくというテクニカルに頼ったポジショニング。

 夜にテレビで黒田総裁が出演していたらしく、私は見なかったがニュースソースには発言内容が出てくる。中身は従前と違うはずもないが、現行の円安については自然の流れと言いきったことが、重くなりつつあったドル円の足取りを軽くした。ドル円は107円台に戻したりして、107円ちょうどをはさんでチョッピーな値動きになった。

 私も先程の戻し高値を意識しているので、107円台ではロングを手放したい。なかなかうまく売れなかったところ、ストップ注文だけを106.90に上げておいたら、こちらのほうが先に段になってしまった。

 結局、ニューヨーク時間では米国株はものの見事に切り返して、前日比でプラス転して終了。リスク許容度も回復して、ドル円もほぼ高値圏でのクローズとなった。アメリカの長期金利も続騰である。そして107円台で迎えた本日の東京市場では、むろんちょうちん買いのようなものも手伝って、ランチタイムには107.35まで高値を拡げた。

 さて今晩はアメリカの小売売上高とミシガン大学が出る。比較的に注目度の高い指標である。どちらもドル買いに弾みがつきそうな材料である。ドル円は106円台に入ったら押し目買い、または高値更新でも買っていく。この作戦で臨むしかなさそうだ。相当に指標の結果が悪いものでもない限り、ショート攻めは苦しむ思いもするかもしれない。


日本時間 16時30分
 


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