昨日の欧州序盤ではドル円は108円台の後半。前日に110円を攻めていたことがウソのようである。ともかくも欧米の株価が崩れだしているのだから、マーケット全体がリスク回避に向かっている。問題はまだまだこのまま突き進んでしまうのかどうかである。ドル円は完全に上値にしこりを残した形となっている。109円台に戻ろうものならば、売りたい人が続出するのは目に見えている。私もドル売りスタンスで臨んだ。戻り売りには戻りなし。まったく戻らない。
そうこうしているうちに、ドル円は108.50をも下回ってきた。安いとはいえ仕方なく108.44で売った。こんなところは売りたくはないが、108.50で近くに買戻しのストップ注文を置く。欧州株が下げ幅を広げてきているし、グローベックスでの米国株も下げている。この下げの動きが止まらない限りは、リスクオフが続くものとしてドル円をショートは持っていてもかまわないだろう。反対に株価が切り返すようだと、問答無用に買い戻す。ストップ注文は関係ない。
ドル円は108.30あたりまで下がって、そこから反発。株価が軟調なのに、ドル円のほうで短期的にショートがたまっていたのだろう。私もショートポジションをカットさせられた。ECBの金利会合の結果発表の直前までに、ドル円は108.80レベルにまで強烈に戻した。ECBが何か景気刺激策でも打つだろうという期待もあるのか。ユーロドルに励みたいが、金利会合では動かないのは毎回のことだ。ドラギ総裁の会見まで待たねばならない。
21時半の直前までユーロドルは下がってきていた。再び1.26台割れを目指す動き。金融緩和に向けての強い期待があるようだ。私も1.2598で売りのストップ注文を置いて、突っ込み売りができるようにしておいた。しかしユーロドルは急反発。どの文言に反応したのかはわからないが、ともかくもユーロドルは安値攻めをやめた。
私のユーロ売りのストップ注文も用なしである。どうやらドラギ総裁の発言の中の、資産購入の規模に言いがかりがついたようなものがあったようだ。ユーロドルは1.27台を目指したが、そこからは急激に反転。またまた1.26台の前半まで押し込まれてきた。なんのこっちゃである。
米国株は続落でスタート。しかしニューヨーク時間の午後になって、香港のデモ団体の代表と行政府とが協議の場を持つことになったという報道が流れて、マーケットの不安材料がひとつなくなったことになる。それでリスクテークが始まり、ドルはやや買い戻されてニューヨーククローズを迎えた。
さて今晩は雇用統計。しかし続落している米国株のほうにマーケットの関心が向かっている。ここで株価は下げ止まるのか。就業者数は20万から21万人の増加が見込まれているが、これが25万人とかを超えてこないと、簡単にはリスクテークにはならないだろう。反対に資本市場の足腰が弱っているだけに、20万人を割れてくるようだと大きなリスク調整が起こりそうだ。私もドル円、ユーロ円でベア目に見ている。
日本時間 15時20分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2023年12月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください |
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