ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト
バックナンバー

米ドル/円の調整はまだ終わっていない!
条件次第では10円程度の下落になることも

2014年12月12日(金)東京時間 17:39

GMOクリック証券は取引高7年連続世界1位! ザイFX!限定で4000円もらえる

■今回の方が「過激」であることが、まだ調整するとみる根拠

 前回の異次元緩和時には、異次元緩和日(2013年4月4日)の安値から2013年5月高値103.73円まで約11円の値幅を記録し、今回もその値幅に近いことがわかる。今回と違って、前回は途中4円超のスピード調整があったわけで、逆に今回のほうがより過激であったことも明らかだ。

 前回緩和後は、比較的「健全な」上昇が続いたものの、5月高値から6月安値93.78円まで10円近い下落を演じたわけだから、今回のような「過激」な上昇がいったん頭打ちになると、6円や8円程度の調整があったとしても、軽い方ではないだろうか。 

米ドル/円 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足

 したがって、結論として、米ドル/円の調整は、まだ完成されていない公算が大きく、2014年内にもう一段の反落を見込んだほうが無難だろう。

■前回同様に最大10円程度調整する条件は?

 前述のように、前回と同じパターンなら、今回最大10円程度の調整幅も覚悟することになるが、果たしてその可能性があるだろうか。

 124~125円を目前にして、10円程度の調整があった場合、多くのロング筋に致命的打撃を与えるに違いない。何しろ、マーケットの統計データを見ればわかるように、ロングポジションの積み上げは歴史的な高水準にあり、124~125円といった大台をターゲットにする投機筋が多いことが容易に推測できる。 

米ドル/円 シカゴIMM通貨先物ポジション推移

(詳しくはこちら → 経済指標/ シカゴIMM通貨先物ポジション推移

 現時点で、筆者は6円や8円程度の調整を有力視し、10円程度の調整というシナリオは排除できない立場に留まるが、マーケットにおけるロングポジションの積み上げから考えてみると、市況次第では10円超の調整幅ありという見方に傾く余地も大きい。

 この“市況次第”とは他ならぬ、米国株の動向を中心に、リスクオフ本格化の有無がポイントとなる。

 要するに、目下の騒動はまだ本格的なリスクオフの特徴を表していないから、米ドル/円の調整は必ずしも前回のような10円程度の幅を有するとは限らないが、2013年5月23日のような株暴落(当時1100円余りの下落)の局面があれば、一時的にせよ、10円超の値幅も覚悟せざるを得ないだろう。

 何しろ、マーケットにはあまりにも多くのロングポジションが溜まっているから、その反動は凄まじくなると思う。

■「いざとなれば日銀が救ってくれる」と思うのは甘い

 「いやあ、今は日銀がETF(上場投資信託)を直接購入しているから、官制相場が続く以上、2013年5月末に経験したような急落相場はなかなかこないのでは」という考えをお持ちの方も多いと思うが、甘いとしか言いようがない。

 何しろ、今週(12月8日~)の値動きを見ればわかるように、日銀の買い入れは総額が大きいにしても、毎回毎回の運用額は相場全体から見ればやはり小粒で、相場の流れを逆転するばかりか、やわらげるにしても限界がある。

 米国株の動向が圧倒的な影響力を持つなか、日本株のパフォーマンスは引き続き米国株次第、という状況に留まるだろう。

 日銀の相場下支え効果は長期的にみてその効果があっても、中短期的には過大評価されていると考えるべきではないだろうか。

 おもしろいことに、最近のデータを見る限り、日銀の行動パターンが「順張り」の傾向にあることがわかる。つまり、一昨日(12月10日)のような株急落の時はETF買い入れが見送られ、逆に株が堅調な時にETF買い入れが実施されることが多かった。

 トレーダーのごとく、「トレンドに逆らわず、順張りした時に買い入れ効果は最大限に発揮される」といった発想なのかどうかは知らないが、少なくとも「米国株が崩れたら、日銀さん、よろしく」といった認識は甘く、またリスクが高いことを重ねて指摘しておきたい。市況はいかに。

ザイFX!公式twitter フォローしてね

ザイFX!公式フェイスブック
現在 いいね数 2397人 ザイFX!のFacebokにいいね!する

ザイFX!公式ツイッター(@ZAiFX)
現在のフォロー者数 95570人 ザイFX!のtwitterをフォローする

FX害者のスペックをザイFX!が徹底調査 キャンペーンで比べる 初心者にやさしい 1000通貨取引可能 10種類の項目で比較ができる 取引コスト スワップポイント 通貨ペア レバレッジ 為替ニュース 入出金サービス 注文機能・システム モバイル対応 ロスカット・メール機能 会社の信頼性
陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」
陳満咲杜 (ちん・まさと)

中国・上海生まれ。1992年に所持金5000円で来日し、日本語学校を経て日本大学経済学部に入学。生活費と学費をアルバイトでまかないながら在学中より株式投資を開始。大学卒業後、中国情報専門紙の株式担当記者を経て黎明期のFX業界へ。香港や米国の金融機関で研修を重ね、トレーダーとしての経験を積む。GCAエフエックスバンク マネージングディレクター、イーストヒルジャパン チーフアナリストを経て独立。現在は陳アソシエイツ代表/アナリストとして活躍している。日本テクニカルアナリスト協会検定会員。最新刊は『勤勉で勉強家の日本人がFXで勝てない理由』(ダイヤモンド社)、その他、『相場の宿命 2012年まで株を買ってはいけない!』、『CFDトレーディングの真実』『FXトレーディングの真実』(以上、扶桑社)、『着物トレーダーを卒業せよ 陳満咲杜の為替の真実』(青月社)などの著書がある。

執筆者のサイト

最新のバックナンバー

>>>バックナンバー一覧

ザイFX!関連情報

FX会社高額キャンペーンランキング

※「FX会社高額キャンペーンランキング」は原則としてザイFX!編集部が読者のみなさまに利益があると判断したキャンペーンに絞って掲載しています。その大まかな基準は「10万通貨取引が必要なケースであればキャッシュバック金額1500円以上」です。取引手数料が高かったり、大量の取引が必要だったりして、大きな取引コストがかかるキャンペーンは掲載していません。

GMOクリック証券
FX会社徹底比較 キャンペーンで比べる 初心者にやさしい 1000通貨取引可能 10種類の項目で比較 取引コスト スワップポイント 通貨ペア レバレッジ 為替ニュース 入出金サービス 注文機能・システム モバイル対応 ロスカット・メール機能 会社の信頼性

注目FXニュースをPick Up!

最短5分で決着、最低50円から取引可能!人気のバイナリーオプションを徹底比較! FX会社のiPhone対応を徹底比較! システムトレード(シストレ)口座を徹底比較! NYダウや金にも直接投資できる CFD取引会社を徹底比較! レバレッジ3倍で年利30%!?メキシコペソ/円のスワップポイントを徹底比較!

ここから口座開設すると超おトク!!ザイFX!期間限定キャンペーン実施中

FX初心者のための基礎知識入門

世界の為替チャート

ビットコイン/円-17681.00883858.00

XBTJPY

ビットコイン/米ドル-175.00008179.6000

XBTUSD

ビットコイン/ユーロ-138.10007438.0000

XBTEUR
Powered by kraken

みんなの米ドル/円予想など…ザイFX!Twitterアンケート

『羊飼いのFXブログ』はこちら
FXと為替の総合情報サイト「ザイFX!」カンタンナビ
「ザイFX!」をまるっとすべて見たい人は → 「ザイFX!」トップページへ
プロの為替相場見通しなどが知りたい人は → 「ザイFX!の有料・無料メルマガ」
メタトレーダー4(MT4)の情報を知りたい人は → 「ザイFX!×メタトレーダー(MT4)」
ビットコインなど仮想通貨の情報を知りたい人は → 「ザイFX!×ビットコイン」
ザイ オンライン

TOPICS

FX初心者のための基礎知識入門

相場を見通す 超強力FXコラム





FX&コモディティ(商品)今週の作戦会議

10月14日更新

どうする?どうなる?日本経済、世界経済

今井雅人 10月11日更新

米中部分合意へ? トランプ大統領が米中貿易摩擦のヤバさに気づいた!?








元ミス慶応 葉那子と[FXトレード戦略指令!]でFXトレードを始めよう!



ザイFX!のMT4専門サイト ザイFX!×メタトレーダー4(MT4)



ザイFX!メルマガ

今月の経済指標 予想&結果