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ポール・サイ
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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

米ドル/円の調整はまだ終わっていない!
条件次第では10円程度の下落になることも

2014年12月12日(金)17:39公開 (2014年12月12日(金)17:39更新)
陳満咲杜

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■ドル/円の下落幅は4円超に。スピード調整は終わったか?

 米ドル/円が反落してきた。今週(12月8日~)の高値121.69円から昨日(12月11日)の安値117.43円まで4円超の下落幅を達成。10月末の日銀追加緩和以来、最大のスピード調整を果たしている。 

米ドル/円 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足

 ここで重要な問題は、このスピード調整は終わったのかどうかであろう。

 もっとも、先週(12月5日)のコラムの指摘どおり、そもそも日銀追加緩和後、米ドル/円は一本調子に上昇しており、深刻なオーバーボートという状況にあった。

【参考記事】
1カ月強で11円超の円安はスピード違反!雇用統計は結果がどうあれ利確の動きか?(2014年12月5日、陳満咲杜)

 この見方に基づき、先週末(12月5日)の米雇用統計では、結果の良し悪しを問わず、米ドルのロング筋が利益確定に動くのでは…と考えていたが、米雇用統計の数字があまりにも良かったので、ロング筋の利食いがさらに遅れたわけだ。

 ただし、さすがに122円の節目前では限界が来たので、週明け(12月8日)から米ドルは売られ、円が買い戻された。

■米ドル全体から見ると典型的なリスクオフパターンではない

 ここで注意していただきたいのは、目下、リスクオフのきっかけと言われる上海株の急落やギリシャ情勢の不穏は翌日の9日(火)に発生しており、これらが米ドル売りの流れを加速したことはあっても、原因ではなかったということだ。

 その証拠は何と言っても、米ドル全体の動きになるだろう。米ドル/円の反落につれ、ユーロ/米ドルも英ポンド/米ドルも安値から反騰して米ドル安が進んでおり、典型的なリスクオフの反応パターン(※)とは異なっている。 

(※編集部注:ここで書かれている「典型的なリスクオフの反応パターン」とは円高・米ドル高の同時進行。参考記事→「足元の円安は円買いの好機! 本格的なリスクオフが来ればクロス円は暴落だ!(陳満咲杜)」

ユーロ/米ドル 日足

 

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足

英ポンド/米ドル 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/米ドル 日足

 言い換えれば、今回の米ドル/円の反落は、リスクオフ云々ではなく、買われすぎに対する調整で、それがむしろ遅れてきたというわけだ。

■想定より良い雇用統計が絶好の手仕舞いチャンスに

 実際、日銀が追加緩和を決定した10月31日(金)の安値109.19円から計算すると、今週高値まで12.50円の上昇幅を記録。前回の異次元緩和(2013年4月4日)後に4円超の反落を果たした前の上昇幅(7円超、11月7日コラムをご参照)に比べ、倍近い上昇ぶりで、いくらなんでも行きすぎであったことは明らかだ。

【参考記事】
異次元緩和後と同じ値動きならドル/円は116円半ばまで上昇後、4円超の反落か(2014年11月7日、陳満咲杜)

 ゆえに、先週末(12月5日)の米雇用統計で、想定よりも良い数字がリリースされたことは、ロング筋に絶好な手仕舞いチャンスを提供した、ということになる。

 そして、前回7円の上昇幅に対して4円超の反落があったから、今回の12円超の上昇幅に対しては、6円あるいは8円の反落幅があってもおかしくないのでは…といった推測が行われやすい。

 相場はそんな簡単な推測で測れるものか、と思われるかもしれないが、実はその裏にはしっかりとした根拠がある。

 前回の異次元緩和時には、異次元緩和日(2013年4月4日)の…

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