昨日の欧州序盤に至るまでに、ユーロドルの下げが目立った。下げというよりも戻し高値を待って売ろうにも、まったく戻しがなく徐々に安値を切り拡げていく展開。アジア時間に1.0800を割れてきてからは、ほとんど戻しを作らなかった。前日の安値が1.0810を下回ってきたのだから、機械的なユーロ売りが出てきても仕方のないところ。1.0770の前後でなんとか下げ止まったようにも見えたので、スケベロングで攻めてみたりもした。
そもそも自分は前日の値動きからユーロドルにはベア感を持っていたのに、1.08ちょうど割れでは何もできなかったせいもあって、何ともつまらないロング攻め。しかも10ポイントも取れないが、何度か利食いに遭遇できたので始末が悪い。最終的には損切りに引っかかってしまったが、これだったら当初からノンビリとユーロショートで攻めていればよかった。
そうしていたら大した苦労もなく、アゲインストにもそんなに会うこともなく50ポイント以上も取れていたのに、、、。損切りがついた段階で少量の利益を残して取引は終了することにした。3月末だし、損益もブレさせるわけにもいかない。
私がトレードを止めた以降のニューヨーク時間では、ドル円もユーロドルも20ポイントほどの値幅にとどまった。ドル高になったとは言いながらも、ドル円もユーロドルもドル高値を付けたのは欧州時間であり、ニューヨーク時間ではそれを超えることができなかった。
今日は朝の日銀短観が悪かったので、リスク回避に傾いた。久しぶりに東京市場でも朝から株価が下落。日経平均株価が19000円の大台を割り込んだこともあり、ドル円もリスクオフの流れが強まって50ポイントほども急速に落ちた。ま、落ちたといっても依然として119円台にはいる。
まだ押し目買いのインタレストもわいてきそうな水準である。でもここ最近、あまり動きの少なくなっていたドル円としては、ようやく動き出す端緒についたのかと期待される動きでもある。またユーロドルも同じくドルが売られる形で、50ポイントほども反転、上昇してきている。
今晩はISMの景況指数などが出るが、注目点は米国株のスタート時点がどうなるかであろう。東京時間ではグローベックスセッションで米国株は大幅下落し、その半分を取り戻したというところ。それが全戻しに向かうのか、このまま下げて始まるのか。
これを22時半の米国株オープンまでの値動きに要ウオッチだ。全戻しの方向に動いていくのを確認したならば、ドル高に戻すと考えてユーロドルでも売ってみる。反対にこのまま下げた状態が続くならば、再度のドル売りも試みたいところだ。
日本時間 15時10分
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