こんにちは、見習い専業トレーダーのひろぴーです。
今回は外為どっとコム[外貨ネクストネオ]のスーパーボリンジャーについて、レビューします!
【作成日時:2016年4月28日→最終確認・更新日:2016年5月11日】
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ボリンジャーバンドと一目均衡表の遅行スパンを合体
「スーパーボリンジャー」とは、元インターバンクディーラーのマーフィーこと、柾木利彦さんの考案したテクニカル分析ツールです。
征木さんとは直接面識がないのですが、昔から参考にさせていただいております。もうかれこれ3年以上は使っているでしょうか。
外為どっとコム[外貨ネクストネオ]以外にも、ヒロセ通商、JFX、ゴールデンウェイ・ジャパンなどではデフォルト設定で入っているこのテクニカル。いったいどんなものでしょうか? さっそく見ていきたいと思います。
スーパーボリンジャーは、ボリンジャーバンドと一目均衡表の21本ずらした遅行スパン(※)を組み合わせたテクニカルです。
(※編集部注:本来の一目均衡表の遅行スパンは現在の価格(終値)を26本分、過去にずらしたものだが、スーパーボリンジャーの遅行スパンはこれが21本分となっている)
基本的に使い方は順張りです。「ボリンジャーバンドがエクスパンションしたタイミング」で順張りします。
さらに柾木さんの著書を読んで、僕なりに多少アレンジ、検証してみた結果、遅行線が±2σを抜けてくるタイミング前後で、トレンドが加速しやすい傾向があるため、そのタイミングを狙います。
僕は150冊以上、為替関連の書籍を読みましたが、征木さんの本はその中で良いと思った書籍の1冊です。
とはいえ、ただマネするだけではもちろん勝てません。自分なりの味付けをして“オレ流”に仕上げないと、テクニカルという武器も錆びてしまうでしょう。
“オレ流”の独自ルール、「21本・52本ルール」とは?
僕はこのスーパーボリンジャーに「21本・52本ルール」というものを設けております。いったいどんなルールなのでしょうか?
21本ルールというのは、21本ずらした遅行スパンと同じなのですが、スクイーズ中であっても、ローソク足が21本以上、レンジ相場を形成していない場合は、トレードを見送るというものです。
さらに、52本以上続いているのが望ましいと定義づけし、52本ルールを設けました。
21本遅れてやってくる折れ線(遅行スパン)がローソク足にタッチした瞬間とは、現在のローソク足と21本後ろのローソク足が同じ価格帯で推移していることを意味します。
ここで、例を見てみましょう。下のチャートは、2014年の米ドル/円週足チャートです。
![外為どっとコム[外貨ネクストネオ]スーパーボリンジャー 米ドル/円 週足(2014年)](https://zaifx.ismcdn.jp/mwimgs/6/e/-/img_6ee527037d8e6597686474cd7a345681162289.jpg)
白色の四角で囲った部分は、34本スクイーズをしております。
これは忘れもしない、2014年の8月がターニングポイントになりました。黒田バズーカ2の前の時期であり、米国は利上げに向けて、経済が力強く回復していた時期です。
この頃、実は、このスーパーボリンジャーも参考にしながら、大きなトレンドを察知して、ロングしていたことを思い出します。
この米ドル/円の上昇で、マイナス口座が大きくプラスになりました。
時間軸はどの足でも有効ですが、僕はもちろん、1時間足以上で採用しております。そこまでモニターにはりついて、見ているわけではないので…。
英ポンド円/1時間足でスーパーボリンジャーを試す
それでは使い方の事例を紹介します。
まずはみなさん、自分のスマホを開いて、チャンスがないか、各時間足を探してみてください。
僕はちょうど、英ポンド/円1時間足がありましたので、チョイスしてみました。
![外為どっとコム[外貨ネクストネオ]スーパーボリンジャーバンド 英ポンド/円 1時間足](https://zaifx.ismcdn.jp/mwimgs/7/4/-/img_749a89260ea4cf6bc5375d75f6f30c6162926.jpg)
遅行スパンがまもなくローソク足に追いつきます。
ローソク足と遅行スパンがタッチするということは、長らくその価格帯前後でうろうろしている証拠です。
遅行線が±2σの中に帰ってくると、21本遅れていたものが追いつくという意味ですので、視覚的にも21本近くレンジが続いていたのだな、っと判断できるわけです。
その後、スクイーズを続けました。
エクスパンションのタイミングを計る
その後、英ポンド/円は、もう少しレンジ相場を形成しました。
![外為どっとコム[外貨ネクストネオ]スーパーボリンジャーバンド 英ポンド/円 1時間足](https://zaifx.ismcdn.jp/mwimgs/1/7/-/img_172eb0725288007f7840745866eab50965592.jpg)
30本以上のローソク足でレンジを形成しています。
途中で±2σを超えるときがありますが、終値ベースで±2σの内側で推移してしまえば、レンジ継続と考えてよいです。
注意点は、2本連続して±2σを終値ベースで超えていた場合、トレンド発生シグナルになりやすいということです。ですので、1回の±2σブレイクではついていかないようにするのが無難です。
上のチャートの、オレンジの丸で囲ったポイントがダマシとなりやすいので、注意してくださいね!
エントリーポイント
成行で入っていくポイントを、21本以上のレンジを形成していることを絶対条件として、以下にまとめました。
滅多にないのですが、52本以上スクイーズしていると、エクスパンションした場合、かなりの確率で順張りが成功します。
(1)ローソク足の終値ベースで±2σをブレイクし、かつ2本連続±2σを超えていたとき。
(2)ブレイクしかけの時、ローソク足が3本(ヒゲを含む)連続±2σをタッチしていたとき。
この2つがエントリー条件です。
上記の英ポンド/円の場合は、(2)の条件に該当します(ヒゲを含める場合は3本連続です)。トレンドが発生しかけている段階に差し掛かっていると判断して、エントリーしても良いです。
このトレード法は21本以上充電しないとダマシが多くなりすぎます。この類のトレードはダマシによって損を積み重ねることになりますので、注意が必要です。
補足ですが、ここにMACDを追加して、MACDの数値がゼロ前後で推移していると順張りエントリーがワークしやすいです。
MACDは反応の遅いオシレーターです。市場ポジションが解消したことも教えてくれるシグナルです。
先の米ドル円/週足を、今一度ご覧ください。
![外為どっとコム[外貨ネクストネオ]スーパーボリンジャー 米ドル/円 週足(2014年)](https://zaifx.ismcdn.jp/mwimgs/6/e/-/img_6ee527037d8e6597686474cd7a345681162289.jpg)
このNACDは、数値がゼロに戻っております。
こちらもスクイーズと併せて、次の順張りエネルギーを蓄えきったのだと思ってください。
利食いのタイミング
ボリンジャーバンドトレードの時は利食いを早めに行います。
こちらも、終値ベースで±2σの内側で2回連続推移した場合に、次の時間足が始まったタイミングでクローズすると良いでしょう。
その後、もうひと伸びすることもあるのですが、そこまで引っ張れる定義が今のところ見つからず、かつ値動きが荒くなってくるので、僕は敬遠しております。
損切りのタイミング
損切りのタイミングですが、まずは初回エントリーの時は、ボックスレンジを形成したときの外側にストップを設定しましょう。
思惑どおりトレンドが発生しましたら、エントリー位置近辺にストップを設定し直してみてください。
トレンドが発生してもイマイチ伸びずに、ローソク足が2本連続±2σ以内でクローズしてしまった場合は、中途半端な含み損でも含み益でもポジションをスクエアしてしまうことをおすすめします。
中途半端なトレンドであったということです。
この判断をサクサクできるようになりますと、リズムよくトレードができて上達しますので、ぜひ練習をしてみてください。
例外あり。突発的なファンダメンタルズにはかなわない
おまけですが、例外です。

これも条件が整っていて非常に良い形をしていたのですが、ブレイクアウトが勢いありすぎました。
このチャートは4月28日(木)の日銀発表の影響でこうなっています。
さすがに突発的なファンダメンタルズにはかないませんので、こういった場合は見送りましょう。
この場合はエクスパンションが大きすぎますね(笑)
もう少しやさしいエクスパンションなら、気持ちよくショートでついて行けたのですが…。
参考時間軸
あと、トレード方法ですが、基本、成行エントリーです。
モニターにはりついて、みなさんがトレードできるなら、短い時間足のトレードでも良いのですが、ほとんどの方は兼業トレーダーかと思われます。ですので、4時間足以上が一番使い勝手がいいのかな、っと思ってます。
仕事しながらでも、1時間おきにレートとチャートをチェックできるならば、1時間足でスーパーボリンジャートレードを実施してみてもよいのですが、それ以外は4時間、日足、週足でのトレードをお奨めいたします。
本職の仕事が散漫にならない程度にお願いいたします。
以上、今回はかなり長々とご説明申し上げましたが、僕が本気で使っているトレード方法ですので、ここまでのボリュームになりました。
僕のボリンジャーバンドトレードはこのやり方1つです。ぜひ、ご参考になさってください。
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米ドル/円 | ユーロ/円 | ユーロ/米ドル | ||
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