昨日はアジア時間を通じてもドル円は堅調だった。その前日からの買い戻しの流れが続いているのだ。ユーロドルは大きく動いていないので、あくまでも日本だけの材料のようだ。ゴールデンウィーク中に進んだ105円台までの円高水準を容認するのかどうか。介入のあるなしも含めて、ちょっと政治色の濃い相場展開となってきている。
それでもドル円やユーロ円は毎日、水準を切り上げてきているのだから、トレードとしては買っていかないといけない。大きなテクニカルポイント、つまり引っかかりどころでも見出せない限りはロング攻めが基本となる。またできれば押し目買いで臨みたいところだが、上がっていく相場というのは押しがないものだ。
しかるに上がりだしたところを買っていくしかない。要するにトレンドフォローが攻め方の主流とならざるをえない。ここはタイトストップで上がり際を抑えていくという手法によらざるをえないようだ。
朝がたはドル円は108円台の前半だったものが、欧州序盤では108円台の後半まで上がってきた。私も短期的なトレードに専念することにして、高いところを無理して買っていく。短い利食いだが仕方がない。そしてついに109円台まで到達した。ナイトセッションで日経先物も大きく上伸しており、またグローベックスにおいても米国株は大幅上昇となっている。
ニューヨークオープンまで何度もドル円のロング攻めを試みたが、あまり成果は芳しいものではなかった。あまり動かなかったのもあるし、新高値を更新しても1ポイントとか2ポイント。その後の揺り戻しのほうが大きいときている。
ニューヨーククローズに至るまでにドル円は高値を109.34まで拡げて、そのまま高値圏で終了。ユーロドルがそれほども動いていないというのは、前日と同じである。日本円を売りこむことに市場の関心が集まっているのがわかる。
今日も経済指標はほとんどない。昨日までの円売りの流れが続くのかどうかを注目するだけである。しかし今日の東京市場では調整が進んできており、ドル円の上げは小休止。108円台まで下がってきている。注意するとしたら要人発言くらいだろう。
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