昨日は昼間にドル円が100円台に突っ込んだと同時に、日本株も下げ足を速めた。しかし日経先物の安値は15880円まで。これは先週末の日銀会合の失望前後の安値である15855円を意識したものだ。
しかし日本株はその節目を完全に抜けきれなかったことで、今度は反対に15000円台に突っ込んだらどこかで買おうと思っていた人々の買い意欲を誘い出した。日本株は速攻でショートカバーに見舞われ、それにツラれる形でドル円も買い戻し。101円台に乗せてきた後はひたすら堅調な歩みとなって、101円台の中盤まで戻して欧州序盤を迎えた。
ドル円は101.50アッパーまで見てしまうと今度はブルになりがちだが、今週は何度もこの辺りで止められている。102円台は久しく見ていない。ここからのドル円の動きには注意を要する。欧州市場ではイギリスの金利会合が注目を集めた。しかし前回に変更がなかった際に8月にやると言っていたので、利下げは完全に織り込み済である。
0.25%の利下げは予想通りだったのだが、国債買い入れの増額まで決定したので、それでBOEの緩和姿勢が強いものであることが確認された。それでポンドは急落。マーケットフレンドリーだということでマーケットはリスクテークに傾いた。しかし総じて翌日にアメリカの雇用統計を控えているので、様子見ムードが蔓延しており、ポンド以外の相場は小動きのまま。
現状の相場ではアメリカの年内利上げの確率は50%くらいしか織り込まれていない。言うまでもなく9月利上げはまったくなく、12月利上げについてである。つまり今年は利上げがないと見て構えるほうが無難な状況なのである。それを覆す可能性があるのが今晩の雇用統計である。
就業者数は18万人の増加が見込まれているが、これではあまり面白みがないレベルである。したがってこの前後、2万人くらいのズレだったら、アメリカの金融政策には影響は与えないだろう。サマーバカンスのまま、現状の動かない相場が続くことになるだろう。
それでも年内利上げが完全にも込めなくなるほど結果が悪かったならば、ドル金利のいっそうの低下とともにドル相場の一段安が期待できるかもしれない。ドル円の100円割れもありうるかもしれないが、そのときにはBRXITの際に突っ込んだ安値である99円ちょうどが意識されることとなる。
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