昨日はアジア時間ではドル円は小動きだったが、102円台の後半での張り付きが続いて、いかにも上サイドを攻めたそうな感じだった。私も高いと感じながらも買っていくしかないと思い、ドル円を102.81でロングにして待っていた。
コストの悪い分の良くない勝負をしているのは認識しているので、下がってきたらすぐに損切りする。つまりリスク耐久性はほとんどないということだ。このままストレートに上がっていった場合だけエンジョイするという形でしかポジションを持てない。つまりトレンドフォローのようなものだ。
欧州時間になってドル円は103円台に乗せてきた。103.15あたりまで上がって、そのまま103円台でしっかり。我慢して持っていればいいのに、上がらないのを目にして焦れてしまった。
利食いをしたのはいいのだが、そしてその後は入れなかった。ニューヨーク時間でISMの景況指数がたいへん良かったのを契機にドル円は一段高。103円台のミドルまで吹き上がった。同時に米国株も堅調に動いていたので、リスクテークの流れもサポートになっていたようだ。
ドル円もユーロ円もそのまま高値引けの形でニューヨーククローズを迎えた。日足のチャートで見ると、ドル円は上抜けしてしまったかのようにも見える。それを意識したトレンド反転を見込んだ買いも入っているようだ。テクニカル面からは、もうしばらく堅調な地合いが続きそうだ。
ただ注意しないといけないのは外部環境である。米国株はかなり戻ってきてしまっているし、すでに歴史的な最高値まであとちょっというレベルに位置している。10月中旬からは米企業決算のシーズンになるが、相当に利益を出していないとPERから見た株価の正当性が失われることになる。
それほど高い株価で現状は保っているのだ。またそれが市場のリスクオンの裏付けをしているのも事実。だからこれが崩れてくると、ドル円の上昇もそこまでということになる。株価上昇の限界を見極めないといけないのである。
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