昨日は日本がお休みだったが、海外は1年の始まりだった。年明けのマーケットは大きくリスクテークで始まった。ドル円は年末の水準よりも大きく円安方向に飛んでスタートした。昨年末は116円台の後半で終了していたのが、117円台に乗せて始まり、そのまま117円台のミドルまで進んで、そのまま停止。
しばらく休んだ後、欧州時間になって再びドル買いの動きが強まった。ユーロドルも1.05台を見ることもなく、1.04台で始まり、そのまま1.03台を目指す展開となった。欧州勢もドル買いで参入したものと見え、ドル円は118円台に乗せてきた。
マーケット自体は薄いのだろうが、新年相場に対するご祝儀と、トランプラリーについて行こうという格好の理由によるものだ。ドル円の118円台やユーロドルの1.03台というのは、先月のドル高水準そのものである。昨年の終盤にドル高の流れの調整がやや見られたが、それを一気に取り戻すこととなった。
為替相場に限らず、外部環境もリスクオンの流れとなっていた。グローベックスでは米国株が大幅上昇を示し、原油価格も55ドル台までタッチしている。これでは円売りを仕掛けやすいといっても仕方のないところだ。ニューヨーク時間になっても相場の流れは変わらず、ドルは全面高のまま。
そして0時発表のISM指数では製造業のマインドが好転しているのが示され、それでドル高が一気に進んだ。ドル円は118.60当たりまで高値を付けて、ユーロドルは1.0340まで突っ込んだ。しかしこれがドル高の最高潮だった。スピード警戒感もあり、すぐにドル売りの意欲を呼び起こしたようだ。ドル円は朝のレベルまで急落。117円台の前半まで急落となった。
その後はニューヨーククローズにかけてドルも株価もやや値を戻すものの、半値戻しくらいでせいぜい。ちょっと上値をつまんでいくことがやりにくい状況となってしまった。上値サイドには買い進んでしまった人々のシコリが残っているとみられるからだ。
みなさん、明けましておめでとうございます。今週は慌ただしい中、雇用統計があったりで、スケジュールが詰まっているようでもありますが、みなさんも健康には注意して、今年もトレードで頑張ってください!今年もよろしくお願いいたします(*^^*)
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