先週の金曜日はイースターでアメリカもヨーロッパも休みだった。それでマーケットには参加者が少ないはずだったが、週末を控えてリスク回避の流れが強まった。リスク回避といっても取引できる金融商品は限られている。世界のベンチマークとなるべきCMEのグローベックスセッションは終日に渡ってお休みだった。
動くものと言えば、為替相場とJPXのナイトセッションしかない。その中でドル円は108.55まで安値を拡げて、そのまま安値圏での張り付きで週を終えた。また日経先物は18210円まで突っ込んで、こちらもほぼ安値圏で終了。
土日に何もなかったことで、マーケットに安心感が戻るかどうかが本日の注目である。もちろん将来にわたって安全になったわけではないが、15日が危険視されていたので無事に通過したことの影響を見極めたいところ。いつまでもリスクを回避しているわけにもいかないのだ。
今日はヨーロッパが休みだが、アメリカ勢は連休明けとなる。週末には北朝鮮がミサイルを発射したものの、失敗に終わったことになっている。韓国は大統領選のほうが大きな話題になっているようで、北朝鮮の恐怖はあまり問題視されていないようだ。
何も起こらなかったことで市場の反応が見たいところだったが、アジア時間のグローベックスでの反応を見る限り、リスクテークにはなっていないようだ。ドル円は先週の金曜日の安値をも下回ってきており、どちらかというと想定されたのと反対のリアクションとなっているものの、イースターマンデー的にもお休みモードは続いている。
日本時間 16時30分
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)