金曜日の海外市場ではドル相場が一段安した。これは経済指標が悪かったため。イエレン議長が気にしているインフレ率を測る代表であるCPIがとても低かった。またGDPの根本を成す個人消費を測る指数である小売り関連のデータも悪かった。
これで12月利上げの期待はしないほうがいいのではないかという観測が台頭して、ドルは全面安に。ドル円は112円台の前半まで突っ込み、7月の初日に始まった今回のドルのラリーの出発点まで押し下げられた。
ユーロドルも1.14台の後半で高値引け。そしてポンドドルも1.31台に乗せてくるなど、こちらも年初来の高値ゾーンにまで至っている。
今日は日本がお休み。しかしドル相場の行方は要注意だ。ドルの一段安はありうるからだ。ユーロやポンドといった欧州通貨がドル安を引っ張っていくものと思われる。要ウォッチである。
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