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ポール・サイ
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

日本株バブル崩壊後の高値更新、
リスクオンでもドル円足取り重い

2017年11月07日(火)15:23公開 (2017年11月07日(火)15:23更新)
持田有紀子

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 昨日はトランプ大統領が午前中にコメントを流したのを契機に、午前10時頃からドル円が上がってきた。ドル円は114.70あたりまでほぼ一直線に上昇。それまでの114.50アッパーに並んでいた短期筋のショートカバー分のストップロスを飲み込んでいった感じだ。

 でもトランプ大統領本人は日本との貿易の不均衡を唱えているので、もちろん為替相場で円安が進むのを歓迎というわけにはいくまい。ドル円が頂上から滑り落ちるのには時間はかからなかった。ドル円は東京クローズ間際には、すでに114円台の前半まで押し込まれていた。

 上サイドをやり過ぎた感じでもあったとはいえ、欧州時間はドル円の足取りが重たかった。決して株価が安くてリスク回避しているわけではない。欧州株もグローベックスでの米国株も歴史的な最高値圏で張り付いたままだ。

 そして今週からはアメリカも冬時間入り。いつもより1時間だけ遅くなるので、我々、日本人としては間伸びがする。ニューヨーク勢の参入を待たずして、ドル円は113円台に突入してきた。これは昼間の上げ相場を見ている者にとっては、かなりの意外感がある。

 何も首脳会談などからは新鮮な材料は出てきてもいないのだ。ニューヨーク時間では113円台のままで引けることとなった。さすがにポジション的にも買い上げていけない値動きとなってしまったようである。

 今日からはトランプ大統領は韓国行きである。滞在日数が日本や中国よりも1日少ないということが問題視されているが、注目はやはり韓国の国会の場で演説を打つことだろう。北朝鮮に対する姿勢を強硬にすれば文政権の方針と異なることになるし、ソフトなもので妥協すれば弱腰だとみなされる。

 ともかくも今日のマーケットは一時的にではあっても、地政学的リスクを意識せざるをえない局面が出てきそうだ。しかし東京市場で日経平均株価は、ついにバブル崩壊後の高値を超えて23000円にも肉薄し、リスクオンムードは満々である。それでもドル円は114円台に戻すのもやっと。値動きをキープウォッチだ。

日本時間 15時25分

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