金曜日はドル安水準でアジア時間を過ごした。ドル円は111円台の前半で、ユーロドルは1.20台に乗せてきており、まだまだ上サイドをやりたい感じだった。ユーロドルは昨年来の高値は1.2093だから目標が分かりやすい。わかりやすい分だけ、やるべきことも判然としていて、1.20台の後半では売ってショートに。
そして1.21台乗せでポジションカットが教科書的な攻め方となる。ドル円のほうはちょっと難しい。ドル安だと言っても、110円に突入してもまだ最近のレンジの下限ギリギリだからだ。できれば109円台というレベルにまで到達しないとした抜け感が出てこない。
前日の木曜日と同じで、欧州時間に入るとユーロドルの上昇が顕著になってきた。ユーロドルはついに1.21台に乗せてきたのだ。私も教科書的に1.2086でショートにして、1.2100でロスカットしたと同時にロング転もした。往復ビンタにならないように、1.2095で再びストップ注文を置く。ドル円は111円ちょうど割れを攻め込んでいたが、ちょっと不発。アメリカの経済指標の時間となった。
小売売上高もCPIもヘッドラインだけ見ると、あまりパッとしない。良いのか良くないのか判断がつかないのだ。後は為替相場でのプライスアクションによるしかない。株価はちょっとだけ下げている。それなのにドル円のほうは大きくジャンプしているのだ。
これでは結果をどのように解釈していいのか、ますますわからなくなってきた。肝心のユーロドルはあまり動いていない。私が寝入るまでは1.2125から1.2145までの間での小動きに徹した。
ニューヨークの午後にはドル安が進んだようである。ドル円は見事に切り返し、111円ちょうど割れまでアタックしている。ユーロドルは1.22台まで上がってきている。ニューヨーク時間はドルの全面安となったようである。私のポジションは置いておいた利食いのほうがダンになっており、ポジションはなくなってしまっていた。
今週は経済指標が色々と多い。月曜日の今日はアメリカが休みだから市場参加者も少なそうで、マーケットも動意に欠けることになるだろう。しかし後は住宅関連のデータや景況感を見るセンチメント系が出るので、株価に高値警戒感が他合っている現状としては意識せざるをえない。
また米企業決算も毎日のように重要な会社の数字が出てくる。米国株が一段高していく分にはマーケットに不安を与えないだろうが、反対に動いたらリスクの取りすぎの分の需給調整を強いられる。何位分にも今四半期の平均増益は12%が見込まれているのだから。これは課題だともいえる数字だが、これが裏付けられるかどうかが今週の見どころだ。
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