ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

ザイFX!キャンペーン比較
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

長らく待たされたユーロの下ブレーク、
ユーロ円は戻り売りに戻りなしか

2018年11月13日(火)15:05公開 (2018年11月13日(火)15:05更新)
持田有紀子

ザイFX!では読者の皆様へ簡単なアンケート調査を行なっております。お手数おかけしますがご協力をお願いいたします!!

 昨日はアジア時間でユーロドルが1.12台に突入してきた。長い目で見れば、ここ半年はユーロ売りがかさんだ時期であった。いつユーロの全面安やユーロの一段安が起こってもおかしくはない状況が続いていた。しかし1.1300がテクニカル・サポートとなって、割り込むのを渋っていたのである。

 要は時間の問題でしかなかったのだが、我々トレーダーとしては長らく待たされたという感じのほうが強い。ここを割り込まない限りは中途半端に1.13台をショートに振っていくことはしづらかったからだ。早く売り込んでショート攻めしたい。その思いが満たされるためには、どうしても1.12台を見ないと収まらなかったのである。

 ただドル高のための環境がそろっているかというと、そうでもない。ドル金利の上昇は一服感が出ているし、今後の議論を呼ぶことがあっても、それは利上げペースを遅めるなど、ドル売り材料の方向だろう。それを求めているかのように米国株も調整が進んでいるのだ。どちらかというとユーロ売りの側面が強い。

 やはり直接に目に見えるのはイタリアの財政問題だ。EU側の対応にはイタリア政府の強硬姿勢が目立つ。過去のギリシャ問題の時の連想で、どうせ何とかなるという安心感が存在していたはずだが、そうも言っていられなくなってきている。そしてあまり話題にも上らなくなってきたが、BREXITの進展が遅いこと。そして求心力を失いつつあるドイツの政権与党だ。

 そもそも海外市場では経済イベントがなかったので、静かな一日になるはずであった。またアメリカは退役軍人記念日のため、市場参加者が少ないと来ていた。しかし米国株は大きく下がることとなった。

 アップルが部品の減産を指示したということであったり、GEが手元資金を増やすために資産売却に走ることになるだろうというのだ。GEは縮小再生産のほうに向かっているので予期されたことではあるが、アップルはアメリカ経済を牽引するFANG銘柄の中心である。その影響は大きい。

 しかも先週にもシャープを購入した台湾企業でも同じ要請が来たという話しがあったにも関わらず、選挙後のラリーで株価は空中戦を演じていたので材料は無視された格好だった。その分の膿出しが一斉に出たということだ。米国株が大幅安する中、さらに一段安へと向かったのは、商務省からの自動車関税に関する調査要請が引き金であった。

 リスク回避の趣でクロス円が下がってくるのだから、当面はユーロ円のショートが良さそうだ。あまり戻りを待っていても、確たる戻しはないだろう。どこかで見切って売り込んでいかないと取れない相場展開になるかもしれない。ユーロドルのほうも下げはいま始まったばかりなのかもしれないのだ。


日本時間 15時00分


8つの項目で「おすすめのFX会社」を比較!
キャンペーン比較
スプレッド比較
スワップ比較
自動売買比較
MT4
TradingView
CFD
バイナリーOP
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開!
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時)
0.3pips原則固定
(9-27時)
1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 SBI FXトレード
SBI FXトレードの主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.18銭 0.3pips 1通貨 34ペア
【SBI FXトレードのおすすめポイント】
すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。
【SBI FXトレードの関連記事】
■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼SBI FXトレード▼
SBI FXトレードの詳細はこちら
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

■持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」の関連記事

ヒロセ通商[LION FX]
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
トレーディングビュー記事 田向宏行 メキシコペソ比較
トレーディングビュー記事 田向宏行 メキシコペソ比較
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る