FOMCの結果が出た。金利には変更はなかったが、今年の経済成長の見込みが下方修正された。またそれにともなってメンバーの多くが年内利上げをなしと予想。そしてパウエル議長の会見では、QTの停止時期が9月までと明示された。
これは年内にも行われるだろうという事前の予想からするとかなりハト派的。それをうけてマーケットは株高・金利安へと向かった。為替相場ではドルが全面安。ドル金利が短期も長期も急低下しているのだから、これは避けられない。
ただドル円はトップから1円幅だけ落としただけ。FOMCでの政策変更の割には、とても小さい下げ幅だったといえよう。ここ最近の1日20ポイントくらいしか動かない状況になれてきてしまっているので、大きく動いた感じがしているだけ。本来ならば3円くらい急落しても構わない状態だ。
リスク許容度の回復で米国株は前日の高値に追いつくくらいに値を上げていたのだが、トランプ大統領が中国に対する関税を引き下げる気はないと発言したことが重しとなってニューヨーク終盤には大きな利食い売りにさらされた。ドル相場の下げは止まったが、クロス円で下げてきた。
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