先週末に米国株が急落したことによって、週明けのアジア株も欧州株も大幅安で反応することとなった。しかし昨日だけでの下げ幅は大きくなく、かえってリスクの底値を確認するような形になってしまった。
日本株は前日比で大幅安となっているが、場中はそれほども下がらないので、ドル円も下がらない。東京時間でのドル円の安値は109.71までとなり、早々に切り返しにかかった。
私としてはドル円かユーロ円でショート参入したいと意気込んでいたが、朝からの動きが面白くない。まったく下がっていくのに恐怖の色が感じられないのだ。勢いに乗って突っ込み売りしたいとも感じないので、私としては売り損なったようなものだ。そして欧州序盤に至ると、110円台を回復してきた。
ドル円のその後は堅調だったと言えよう。ニューヨーク時間では安値突っ込みもしたが、東京時間でつけた安値に触れることはなし。ニューヨーククローズに向けてショートカバー優勢となった。
しかし去年の今頃は、長期金利が上がってきたということで問題になってリスク許容度が下がった。米国株に限らず、日本株も大きな調整を強いられた。それは企業コストが増大するのだから利益率が下がるだろうという見込みのもとにおいてだ。
それなのに今回は長期金利が大きく下がってきたからといって、同じくリスク回避の形となっている。景気減速が予測されるから、近い将来の資金需要も減ってくると考えてのことだ。しかしこれは多分に技術的な問題の方が大きいのではないだろうか。FRBがバランスシートの縮小停止の意向を示したための、長期債市場での需給タイト感がなせることだとも見られる。
新聞などではイールドカーブの形状が問題になっているケースもあるが、これはあまり過大視する必要はないのかもしれない。これまでの利上げ過程においても、イールドカーブが立つようなことはなかった。フラットな形状がずっと続いてきたのだ。
短期金利に完全に連動する形でしか、長期金利が動かなかったことを意味する。だから長期債の利回りでもって、マーケットに何が起こっているのかを判断するのは意味が薄れてきていると言えるのである。長短金利差を議論するよりも、その絶対水準にフォーカスを当てないと、間違った行動を起こすことになる。
そもそもドルの場合であっても、短期金利も長期金利も歴史的にものすごい低水準だ。この小さい金利の中での長短スプレッドを議論してみても、あまり生産性はないだろう。カーブの形状をウオッチするよりも、金利水準の上げ下げを見るべき対象にするべきだということであり、そうしないと株価やドル相場がどちらに行きたがっているのか、見誤ってしまうことになる。
日本時間 15時00分
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開! | |||
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」 | |||
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時) |
0.3pips原則固定 (9-27時) |
1000通貨 | 20ペア |
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】 機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。 |
|||
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】 ■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼ |
|||
【総合2位】 SBI FXトレード | |||
SBI FXトレードの主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.18銭 | 0.3pips | 1通貨 | 34ペア |
【SBI FXトレードのおすすめポイント】 すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。 |
|||
【SBI FXトレードの関連記事】 ■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼SBI FXトレード▼ |
|||
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」 | |||
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり) |
0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり) |
1000通貨 | 30ペア |
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】 業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。 |
|||
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】 ■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼ |
|||
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
⇒FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)