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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

リスクテークの割にクロス円動かず、
明日の雇用統計に向けて様子見!

2019年04月04日(木)15:27公開 (2019年04月04日(木)15:27更新)
持田有紀子

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 昨日も中国の景況感の好転を経済指標で確認した後、世界的に株高傾向が続いた。米国株はグローベックスセッションで今年の最高値をトライし、ドル円も底堅い状態となった。それだけ中国経済のスローダウンが意識され続けてきた証拠なのだろう。

 しかしリスクテークの流れが明確になってきた割には、ドル円もユーロ円も値幅は小さいものだった。為替相場の動きの小ささは前日に引き続きであり、昨日もドル円、ユーロドルは20ポイントほどしか動かなかった。

 英議会ではメイ首相が野党党首と会見するなど、4月12日の離脱期限に向けての作業が進んでいた。しかし労働党の党首との会談では何ら新しい提案はなかったようで、予想通りとは言いながらも失望は拭えない。

 そもそも野党との会談はパフォーマンス的なところがある。野党案に乗ってEU残留で合意することはありえないからだ。あくまでも与党内での強硬派に対する牽制だとの見方が強いのである。

 これで自身の離脱案を飲ませることができれば、それで成功だと言うことである。やっていることは北朝鮮の瀬戸際外交とあまり変わらないのである。ここまで市場は見込んでいるので、ポンドの動きも鈍いものとなった。

 FT誌では米中協議の進展を報じながらも、残り10%の問題が高いハードルだと伝えている。それは本丸の知的財産権の保護に関する問題だろう。下手に合意してしまうと、にせバンビを使うのを許可したみたいになってしまう。

 かといって合意できなかったとも言えないので、そこをどう表現するのか。詰まるところ、さんざん騒いできた割には、最終的には官僚作文をどうつるかという工作にかかってきたようだ。それほど知財権の問題は一朝一夕には解決しない。

 今晩は明日の雇用統計に向けて様子見となるのが予想される。昨日まで為替相場もぜんぜん動いてこなかったのだから、今日もあまり動くはずもないことが予想される。今晩はじっくりと休んで、明日に備えるべきである。

日本時間 15時20分

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